ヘッジファンドは、韓国ウォンが対ドルで上昇するとの見通しをオプション市場で強めている。最近の台湾ドルと同様の動きをたどるとの見方だ。

  米証券保管振替機関(DTCC)のデータによると、ドル・ウォンのオプション取引高は先週、今年の最高水準に膨らんだ。韓国と米国との為替協議で為替の方向性が議論されたとの観測が広がったことが背景にある。

  バークレイズ銀行は、プットオプション(売る権利)に対するヘッジファンドの需要が増加していると指摘する。

  今月の台湾ドル急上昇により、アジア通貨への市場の見方は一変した。市場関係者の間では、ウォンも同様に上昇する可能性が高いとみられている。対米貿易黒字を受け、韓国の当局に通貨高容認への圧力がかかっているためだ。

  米財務省は昨年発表した外国為替報告書で、為替慣行に関する「監視リスト」に韓国を追加した。台湾は既に同リストに含まれていた。

  バークレイズのアジア外国為替オプション責任者、ムクンド・ダガ氏(シンガポール在勤)は、ヘッジファンドの大多数の主な疑問は、台湾ドルで見られたのと「同規模の動きが想定される通貨ペアはどれか」ということだと指摘した。

Dollar-Won Trending Lower

 

 

  DTCCによれば、想定6000万ドル(約85億円)超のドル・ウォンのプットオプションへの需要は21日、コール(買う権利)の1.5倍となり、ドル・ウォンに対する弱気な見方の強まりが示された。

原題:Hedge Funds Bet on Korean Won to Mirror Taiwan Dollar’s Surge(抜粋)

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