胸もお腹もいっぱい! プーリアで楽しむ郷土料理

さて、南北に長く、山や丘、湖や海も島もある起伏と気候の変化に富んだイタリアでは郷土料理も楽しみのひとつ。

プーリア周辺には紀元前8世紀に古代ギリシア人の移住で、オリーブオイル、ワイン、パン、パスタが。さらにアラブ人が移住し、乾麺、砂糖、オレンジ、レモン、ナス、米が持ち込まれました。まだ重要なものがありませんね。そう、トマト、ズッキーニ、唐辛子などはコロンブスによって15世紀にもたらされ、現在のイタリア料理にはかかせない材料が揃いました。

平野もあり、環境にめぐまれたプーリアでは質の良いオリーブや野菜が収穫され、地場の食材を生かした料理が人気です。

マッセリア(Masseria)
南イタリア固有のマッセリアという農場が、近年旅行者向けに、宿泊施設、レストランやワイナリーとして改装され観光客の癒やしの場となっています。今回訪れたのはローマ神話の知恵の女神であるミネルヴァと、石灰岩の丘ムルゲが名前の由来となった歴史と美しい自然に恵まれた街、 ミネルヴィーノ・ムルジェのマッセリア。広大な農地ではオリーブ、ひよこ豆やレンズ豆、養豚も行い、オーガニックで新鮮な食材を生産しています。施設ではモッツァレラチーズやオレキエッテの調理の実演があり、できたてのチーズとパスタを含むフレッシュなプーリア料理をいただけます。

イタリアの“かかと” プーリア州の食・歴史・アートを訪ねてプーリアの名産ブッラータは、袋状のチーズの中に切れ端のストラッチャテッラと生クリームが詰められた食べ物。外はもっちり中はジューシーで、できたてのモッツァレラは格別イタリアの“かかと” プーリア州の食・歴史・アートを訪ねてドーナツ状のビスケットの上にチーズや生ハム、フルーツなどをのせたフリセッラ(Frisella)

ジョヴァンニ・アイエロ・ワイナリー(Giovanni Aiello Winery)
続いてはワイナリーへ。ワインも郷土料理のように各地の特性が強くあらわれます。プーリアの強い日差しと豊かな土地で収穫されたワインはとてもエネルギッシュ。こちらではワインのテイスティングができて、ワインにぴったりのお料理がいただけます。

イタリアの“かかと” プーリア州の食・歴史・アートを訪ねて(左)プーリアならではのドライトマトのフォカッチャやワインのお供、サラミやチーズも絶品。6種のワインを次々試飲 (右)ん? 先客が? しっかりと樽を守るお店の看板犬エリーちゃんです

チステルニーノ(Cisternino)
「イタリアの最も美しい村」に登録され、さらにツーリング・クラブ・イタリアーノによる観光環境に優れた「オレンジ・フラッグ」にも認定されているチステルニーノ。この町の名物といえば、「ボンベッテ」と呼ばれる庶民派の豚肉料理。肉でチーズ類を巻き炭火で焼いた串焼きです。その意味するところは「小型爆弾」(!)。「フォルネッロ・プロント」というダイニング付きのお肉屋さんで楽しめます。

イタリアの“かかと” プーリア州の食・歴史・アートを訪ねてチステルニーノイタリアの“かかと” プーリア州の食・歴史・アートを訪ねてチステルニーノのお肉屋さんのショーケースイタリアの“かかと” プーリア州の食・歴史・アートを訪ねて(左)「ボンベッテ(小型爆弾ソーセージ)」、(右)豚肉料理の盛り合わせ

ガラティーナ(Galatina)
ドルチェはプーリアの伝統菓子パスティチョットを堪能しました。クッキー生地にクリームが詰まった焼き菓子。プーリアの各所にありますが、パスティチョットを最初に作った伝統菓子誕生の地でもあり映画のような街並みで人気の都市です。

ガラティーナの老舗「パスティッチェリア アスカローネ」を訪れました。1740年に創業、深紅の店内は歴史を感じます。焼きたてをいただくと、外はサクッ、カリッ、中はとろーり。予約必須の名店で、続々と焼き上がるパスティチョットはあっという間になくなってしまいます。ティラミス、パンナコッタ、マリトッツォと日本で大ブームがありましたがこれもくるか?

イタリアの“かかと” プーリア州の食・歴史・アートを訪ねて老舗らしい店舗。開店と同時にたくさんのお客で賑わう
イタリアの“かかと” プーリア州の食・歴史・アートを訪ねて焼きたてのパスティチョット

イタリアの“かかと”プーリアには魅力がたくさんつまっていました。自然と歴史、食事も堪能できる活気あふれるプーリアへぜひ一度行ってみてください。

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