【4月10日 Xinhua News】ドイツのハノーバーで3月31日~4月4日に開かれた世界最大級の産業技術見本市「ハノーバーメッセ2025」には、中国からも多くの企業が参加した。主催するドイツメッセのヨッヘン・ケックラー最高経営責任者(CEO)は新華社の単独インタビューに応じ、「メード・イン・チャイナ」はここ数年で急速に発展し、品質が一段と向上していると指摘。ハノーバーメッセというプラットフォームを通じ、中国の製品とソリューションはますます多くの海外出展者に評価されていると述べた。
1947年から開催されているハノーバーメッセは、世界の工業技術の発展の未来を指し示すとされ、各国企業の協力を促す重要なプラットフォームでもある。今年は約60カ国・地域から3800社以上が出展。中国からの出展は約千社でホスト国のドイツに次いで多かった。
「今年は中国企業が非常に目立った」とケックラー氏は語る。中国の出展企業は電気工学、ロボット、デジタル化などの重要な分野で技術レベルを持続的に高め、目覚ましいイノベーション能力を見せていると評価。「機械との対話」は10年前にはSF小説のシーンにすぎなかったが、今では現実になりつつあり、今後5年で工業生産力の大幅な向上を後押しするだろうとの見通しを示した。
中国企業の革新的なデジタル化の成果はドイツ企業との深い協力にも反映されている。同氏によると、シーメンスは今回、新薬やワクチンの研究開発に関わる中国企業との協力成果を紹介。デジタル化を通じ、通常15年かかる開発周期を大幅に短縮しただけでなく、質も向上させた。こうしたイノベーションは最終的に社会に恩恵をもたらすものとなる。
ケックラー氏は「中独協力は極めて重要だ。われわれは交流を通じてウィンウィンを実現し、より優れたものになることができる」と語る。両国の協力はドイツの技術を主導とするモデルから、技術の相互補完へとシフトしつつある。中国企業のイノベーション能力の急速な高まりと技術の蓄積が、より高いレベルでの協力と競争を促しているという。
今年は上海を訪れ、新エネルギー車(NEV)分野で中国が驚くべき発展を遂げている様子を目の当たりにした。同時に業界関係者との交流を通じ、中国がスマート物流分野にいち早く布石を打っていることも知った。「『中国のスピード』が一体何なのか実感した」と同氏は感嘆した様子で語った。(c)Xinhua News/AFPBB News
