中国の映画規制当局は10日、トランプ米大統領による中国製品への関税発動を受け、米国映画の輸入を減らすと発表した。
中国映画局は声明で「米政府が対中関税を乱用するという誤った行為は、必然的に国内視聴者の米国映画への好感度を落とすことになる」として、「市場のルールに従い、視聴者の選択を尊重し、米国映画の輸入を適度に減らしていく」と述べた。
この措置は、中国の著名ブロガー2人が8日、米国の関税による威嚇に対し、中国当局が検討しているものとして投稿した対策案に含まれていた。
ハリウッド映画はここ数年に渡り、米中の通商関係における緊張の高まりに悩まされている。中国は以前、米国映画にとって最大の国外市場だったが、公開本数は2018年にピークを迎えた後、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)で激減した。
中国の映画愛好者の好みが国内映画に大きくシフトする中、米国の映画スタジオは、中国政府からの認可が見通せず、同国での映画の公開や宣伝を縮小している。最近では、中国政府が国内消費の拡大策を講じていることから、ハリウッドの大作もより多くの劇場を再び確保できるようになるとの楽観論が出ていた。
原題:China to Reduce Import of Hollywood Films as Trump Hikes Tariffs(抜粋)
