トランプ米大統領は24日、ウクライナの天然資源を巡る取引で「合意に極めて近づいている様子だ」と述べ、ゼレンスキー大統領が今週か来週に訪米して合意に署名する可能性があると主張した。
トランプ氏はフランスのマクロン大統領との会談に際し、鉱物やその他について最終合意があるだろうと発言。「この合意で、米国は徐々に資金を取り戻すことができる」と語った。
これに先立ち、ウクライナのステファニシナ副首相(欧州統合担当)は、国内の天然資源の一部を米国に譲渡する取引が交渉の最終段階に入っていると明らかにした。
3年にわたりロシアの侵攻が続くウクライナの停戦を仲介する上で、トランプ政権は米国が提案するこの取引が欠かせないと主張。合意を目指し、米国とウクライナは集中的な交渉を続けている。
交渉が非公開で行われていることから匿名を要請した関係者によると、新たな草案がほぼ合意され、米国の返答待ちの状態にある。
この草案で、米国は天然資源取引の一部として「自由で主権と安全が保障された」ウクライナと「恒久的な平和」にコミットすると表明。ウクライナとの「永続的なパートナーシップ」にも同意し、同国への投資意思を示唆する。ブルームバーグは草案内容を確認した。
米国はまた、戦争でウクライナに敵対的な行為をとった国や地域が復興で恩恵を受けることがあってはならないとも明言する。草案はまだ最終決定されておらず、文言の変更はまだあり得ると、関係者はくぎを刺した。
ウクライナのゼレンスキー大統領は23日の記者会見で、米国は支援の対価として資源採掘で5000億ドル(約74兆6800億円)の支払いを確約するよう求めていたが、この要求を取り下げたと説明。米国のこれまでの支援は900億ドル近くでしかないとし、米国の軍事支援を伴う取引でなければ応じることはないとゼレンスキー氏は主張した。
ステファニシナ氏は「極めて建設的な交渉が続き、ほぼ全ての重要な詳細は確定した」とX(旧ツイッター)に投稿。「米国とウクライナの首脳がワシントンでできるだけ早く署名と承認を済ませ、今後数十年にわたるコミットメントを示すよう期待している」と続けた。
Ukrainian and U.S. teams are in the final stages of negotiations regarding the minerals agreement. The negotiations have been very constructive, with nearly all key details finalized. We are committed to completing this swiftly to proceed with its signature. We hope both US and…
— Olga Stefanishyna (@StefanishynaO) February 24, 2025
ただ、事情に詳しい関係者によると、ウクライナは米国による正式な安全保障の確約について、この選択肢を米国が拒んだにもかかわらず資源取引に文言を付け加えた。
ウォルツ米大統領補佐官(国家安全保障担当)は24日、FOXニュースに対し、「ウクライナに対する安全保障の確約は別の問題だ」と述べた。
原題:Ukraine, US Closing In on Deal Over Nation’s Mineral Resources(抜粋)
Trump: Getting ‘Very Close’ to Ukraine Natural Resources Deal、Trump: Zelenskiy May Come This Week For Natural Resources Deal(抜粋)
