【ヨハネスブルク=笹子美奈子】ロシアがアフリカのIT戦略への関与を狙い、各国政府にITの専門知識を伝授するプロジェクトを始動した。指揮を執るのはプーチン露大統領の次女だ。アフリカ諸国に対するロシアの影響力拡大のため、「大統領の娘」が一役買っている可能性がある。
カテリーナ・チホノワ氏=ロイター 「今日の議題は、ロシアの国家安全保障戦略とも沿うものだ」
モスクワで昨年末、アフリカなどからIT関係者を集めた会議が行われた。主催した団体によると、団体事務局長のカテリーナ・チホノワ氏(37)は、IT分野の強化がかつて植民地支配を受けたアフリカ諸国の独立や主権の強化につながると強調した。 プーチン氏は家族について多くを語らないが、ロイター通信などによると、チホノワ氏はプーチン氏の次女だ。会合はアフリカ20か国以上の閣僚や政府関係者らへのサイバーセキュリティーや電子政府化の研修が目的だった。ロシアのIT業界や投資家も参加しており、IT関連のインフラに参入する意図もうかがえた。 ブルームバーグ通信によると、ロシアは昨年7月、IT産業が未熟なアフリカなどを対象にITの専門知識を伝授する国家プロジェクトを発足させた。そのプロジェクトを請け負ったのが、チホノワ氏が事務局長を務める団体だった。 1 2
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