【ランカスター(米ペンシルベニア州)=帯津智昭】女子ゴルフの今季メジャー第2戦、全米女子オープン選手権は1日、米ペンシルベニア州ランカスターのランカスターCC(パー70)で第3ラウンドが行われ、5位から出た渋野日向子は7バーディー、3ボギーでスコアを四つ伸ばし、通算3アンダーで首位と2打差の4位に浮上した。3位から出た2021年大会覇者の笹生優花は通算2アンダーの5位に後退した。首位と2打差の4位につけた渋野日向子。「吐きそうな1日だった」という(6月1日、米ペンシルベニア州のランカスターCCで)=帯津智昭撮影首位と2打差の4位につけた渋野日向子。「吐きそうな1日だった」という(6月1日、米ペンシルベニア州のランカスターCCで)=帯津智昭撮影 大会の公式記者会見に出席した渋野は、極度の緊張感の中でプレーしていたことを明かした。「楽しみたいと昨日、言いましたけど、すごく吐きそうな一日だった」

 どの選手も苦戦している難コースで行われている今大会。スコアはあまり伸びず、一打の重みがいつも以上に感じられる。「これを決めなきゃ、みたいなパットに対しても、(緊張で)すごい吐きそうという感じ」と渋野。チャンスでバーディーを取れるか、ピンチをパーでしのげるかが、勝負の行方を左右する。そんな中、渋野の集中力は研ぎ澄まされていた。7バーディーを決めたが、「全然、数えてなかった。いつも数えているタイプで、(数えないのは)久々の感覚」という。首位と2打差の4位につけた渋野日向子。「吐きそうな1日だった」という(6月1日、米ペンシルベニア州のランカスターCCで)=帯津智昭撮影首位と2打差の4位につけた渋野日向子。「吐きそうな1日だった」という(6月1日、米ペンシルベニア州のランカスターCCで)=帯津智昭撮影 運も味方につけた。14番パー4で、ピンまで約10メートルのバーディーパット。ボールは、カップの縁ギリギリに止まった。どよめく観客。渋野が様子を見守っていると、ボールが動いてカップに吸い込まれ、コロンという乾いた音が耳に入った。「惜しい、全然入らないと思って近寄ったら、(ボールの)半分が浮いている感じだった。ちょっと待っていたら、風に押された」と振り返った。 全米女子では、4位に入った2020年大会以来の優勝争いとなる。「まさか(優勝を狙える)その位置で戦えるとは思ってなかったから、楽しみたいけど、また明日は吐きそうになると思います。泥臭く頑張ります」。19年の全英女子オープンに続く2度目のメジャー制覇はなるか。