歌手でレーサーの近藤真彦さん(59)が25日、静岡県小山町の富士スピードウェイで、トヨタ自動車が開発中の水素エンジン車で耐久レースに出場した。近藤さんはレースに先立ち読売新聞などの取材に応じ、「サーキットは実験場」と話し、走行中に温室効果ガスを出さない水素エンジン車の市販化に期待を寄せた。
トヨタ自動車の液体水素エンジン車「GRカローラ」でレースに出場する近藤真彦さん(上段左から2人目)と豊田章男トヨタ会長(25日、静岡県小山町の富士スピードウェイで) トヨタは超低温の液体水素を燃料とするカローラで、スーパー耐久シリーズの実験枠「ST―Q」に参戦している。近藤さんは25日に始まった24時間レースで、トヨタの豊田章男会長らと同じチームで出場した。
モータースポーツ振興の意義を語る近藤真彦さん(25日、静岡県小山町の富士スピードウェイで) 近藤さんはインタビューで、「サーキットはタイヤやエンジン、車の研究所でもある」と話した。レースの盛り上がりが、より良い車づくりにつながるという。自身もフォーミュラレースの運営会社会長を務めており、国内レースの人気の向上に意欲を示した。 運転した水素カローラの性能は「ガソリン車と遜色がないパワーと音、車のバランスだ」と評価した。車両重量は重いが、高速走行時のブレーキの掛かり具合に満足したという。 一方で、「より排気量が大きいエンジン(の車)に水素エンジンが来た(搭載した)時のバランスは、まだ課題はあるかもしれない」とも話した。実際に市販化が進んで多様な車種が水素エンジンを搭載するまでには時間がかかるとの見方も示した。 自動車メーカーに対しては「もっとスポーツカーやツーシーターを出してもらいたい」と注文をつけた。「そうなれば車離れもなくなるのではないか」と話し、若年層の心をつかむクルマの登場に期待を寄せた。
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