筑後川の治水計画案が描かれた絵図 150年以上前に描かれた筑後川の治水計画案の絵図が福岡県久留米市に寄贈され、19日、同市北野町の複合施設「コスモすまいる北野」で1日限定で初公開される。
市文化財保護課によると、絵図は「筑後川
水吐新川見積(みずはきしんかわみつもり)
絵図」(縦約1・5メートル、横約2メートル)。江戸時代に上弓削村(現在の久留米市北野町上弓削)の庄屋をつとめた家に伝わったもので、今年3月、市へ寄贈された。
絵図には、治水事業として、主に現在の同市東合川町から同市三潴町までの間に筑後川本流から水を逃すための新しい川を通す計画が描かれている。筑後川は水色、新しい川は赤い線で描かれ、治水事業の意義や工事に必要な人員、金額の見積もりなどが細かく記されている。 また、新しい川の周囲でハゼノキを栽培し、事業費の回収に充てる案や、過去の水害の被害状況なども書かれている。 作成時期は、絵図に登場する村の名称などから江戸時代後期とみられ、治水事業の要望をまとめて久留米藩に申し出るため、庄屋や地域の住民らが集まって作成したと考えられるという。計画案は実施されなかったが、当時の人々が細かく調査し、具体的な要望を提案していたことがうかがえる。 市文化財保護課は「実現しなかった企画書ではあるが、当時の人々も筑後川の氾濫で苦労し、対策に真剣に向き合っていたことを知ってほしい」としている。 公開は午前10時半~午後4時。問い合わせは同課(0942・30・9322)へ。
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