総務大臣賞に選ばれた2023年8月号。池本主任(右)は「今後も行政と県民をつなぐ広報を心がけたい」と語る(高松市で)総務大臣賞に選ばれた2023年8月号。池本主任(右)は「今後も行政と県民をつなぐ広報を心がけたい」と語る(高松市で)

全国コンクール  自治体の優れた広報紙などを表彰する「全国広報コンクール」(日本広報協会主催、読売新聞社など後援)で、県の「みんなの県政 THEかがわ」が広報紙部門(都道府県・政令指定都市部)で2年連続の総務大臣賞に輝いた。ハンセン病の国立療養所大島青松園の関係者にインタビューした内容が評価されたという。このほか観音寺市の「広報かんおんじ」が広報紙(市部)で入選した。(山本貴大、浦西啓介)大島青松園特集 高い評価 総務大臣賞を受賞したのは2023年8月号。元患者で大島青松園(高松市)の入所者自治会副会長のほか、瀬戸内国際芸術祭の舞台にもなった大島で作品を出展した絵本作家ら計3人へのインタビュー記事を4ページにわたり掲載した。 企画したのは、県広聴広報課の池本広中主任。高齢化が進み、入所者の話を直接聞く機会が失われつつある中、貴重な当事者の声を掲載することで県民に人権について考えてもらおうと特集した。大島をより身近に感じてもらえるよう、同芸術祭などで活動する人々も取り上げた。 人物の写真については笑顔や明るい色彩を意識。表紙の写真は、青空や海を背景に広がる砂浜を舞台に入所者らを写し、全体的に前向きな未来を予感させるよう仕上げたという。 受賞を受け、池本主任は「2年連続の受賞は非常に光栄。取材させていただいた方や協力してくださった皆様のおかげです」と感謝し、「県民に必要な情報を届けることを第一に、たくさんの県民と会いながら、行政と県民をつなぐ広報を心がけたい」と話した。 県によると、広報誌は1949年に発刊。A4判16ページで毎月、約41万部を県内の全世帯に配布している。島さんの写真を表紙にあしらった「広報かんおんじ」2023年6月号島さんの写真を表紙にあしらった「広報かんおんじ」2023年6月号観音寺市入選 島比呂志さん紹介 観音寺市の「広報かんおんじ」は昨年6月号が入選。市出身の作家・島比呂志さん(1918~2003年)を9ページにわたって特集した。昨年の没後20年に合わせ、遺族に取材し、その生涯を丹念にたどった。 ハンセン病により獣医学の研究者になることを諦め、入所した療養所で文芸同人誌「火山地帯」を創刊したことなどを紹介。遺族の話に加え、先輩の業績を調査・研究する県立観音寺一高の生徒たちの成果を伝えるなど、多面的に取り上げた。

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