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宮崎県内の川で、外来魚「コウライオヤニラミ」の確認が広がっています。

大淀川水系で確認されていた魚ですが、宮崎県によると、新たに清武川水系でも生息が確認されました。

これを受けて、宮崎県はコウライオヤニラミの生きたままの持ち出し禁止を、県内全河川へ広げる予定です。

「コウライオヤニラミって何?」

「大淀川にいるの?」

「清武川にもいるの?」

「食べられるの?」

そんな疑問を持った方も多いかもしれません。

結論から言うと、人に襲いかかるような意味で危ない魚ではありません。

ただし、宮崎の川にいる在来の魚や生き物に影響を与えるおそれがある外来魚として、注意が必要です。

コウライオヤニラミって何?

コウライオヤニラミは、日本にもともと生息していない淡水魚です。

宮崎県の説明では、朝鮮半島に広く分布する魚で、全長は最大30cm程度。

肉食性があり、えらぶたの後ろに本物の目のような模様があるのが特徴です。

名前だけ聞くと少し不思議な魚ですが、宮崎県内では大淀川水系で確認されています。

コウライオヤニラミってどんな魚?
宮崎の大淀川で確認されている外来魚です

宮崎県によると、コウライオヤニラミは2017年に大淀川流域の一支流で確認されました。

その後の調査で、2024年現在、都城市の大淀川流域で多数確認され、生息域が拡大していることが分かっています。

都城市も、大淀川流域で生息範囲が拡大していると案内しています。

大淀川は、宮崎の暮らしに近い大きな川です。

釣りや川遊びをする方にとっても、知っておきたい外来魚です。

新たに清武川水系でも確認されました

今回、宮崎県は新たに清武川水系でもコウライオヤニラミの生息を確認したと発表しました。

これまで大淀川水系で確認されていた外来魚が、別の水系でも確認されたことになります。

県は、生息域の拡大を防ぐため、河川からの持ち出し禁止の対象を県内全河川へ広げる予定です。

規制の効力は、2026年5月28日から発生する予定です。

対象はコウライオヤニラミで、卵も含まれます。

大淀川と清武川はつながっていないのに、なぜ見つかったの?

ここが、今回とても気になるところです。

大淀川水系と清武川水系は、別の水系として扱われています。

また、報道では、コウライオヤニラミは海水では生息できない淡水魚であることから、清武川水系へ人為的に持ち込まれた可能性が高いと説明されていました。

つまり、大淀川から清武川へ、魚が自然に海を通って泳いできたとは考えにくいということです。

ただし、誰が、いつ、どのように持ち込んだのかまでは断定できません。

記事として大切なのは、原因を決めつけることではありません。

いったん川に入った外来魚を、別の川へ広げないことです。

「珍しい魚だから持ち帰る」

「かわいそうだから別の川へ逃がす」

こうした行動が、生息域を広げる原因になるおそれがあります。

大淀川水系では繁殖拡大が問題になっています

コウライオヤニラミは、大淀川水系で生息範囲を広げています。

テレビ報道では、2017年に都城市内の大淀川支流で確認されたあと、爆発的に繁殖し、生態系を脅かしていると紹介されていました。

都城市も、コウライオヤニラミの生息範囲が広がると、河川の自然環境に大きな影響を与える可能性があると案内しています。

つまり、ただ珍しい魚が見つかったという話ではありません。

いったん川に入ると生息域を広げやすく、宮崎の川の生態系に影響するおそれがある外来魚として注意が必要です。

大淀川の生態系に影響するおそれがあります

コウライオヤニラミは、人を襲う魚という意味で危ないわけではありません。

注意したいのは、宮崎の川にいる在来の淡水魚などを食べる可能性があることです。

宮崎県は、コウライオヤニラミが肉食性であることから、もともと生息していない地域へ侵入すると、在来の淡水魚を捕食する可能性があると説明しています。

都城市も、小魚や甲殻類を捕食し、在来生物を捕食したり、生息場所を奪ったりするおそれがあると案内しています。

怖がりすぎる必要はありません。

ただし、宮崎の川を守るためには、これ以上広げないことが大切です。

コウライオヤニラミは食べられるの?

宮崎県の案内では、コウライオヤニラミを釣ったり捕獲したりした場合、「持ち帰って食用とするか、一般廃棄物として処分してください」とされています。

つまり、食用とすること自体は、県の案内の中で選択肢として示されています。

南九州大学でも、コウライオヤニラミを使った調理・試食会が行われています。

南九州大学の発信では、コウライオヤニラミは淡泊な白身で、複数の料理で試食されたことが紹介されています。

「食べて駆除」につなげる考え方です。

ただし、とても大切な注意点があります。

コウライオヤニラミは、生きたまま持ち出すことは禁止されています。

食べる場合でも、生きたまま別の場所へ移動させたり、他の川や池に放したりしてはいけません。

食べるかどうか迷う場合は、無理に食べる必要はありません。

県の案内に沿って、一般廃棄物として処分する対応も選択肢になります。

「食べられるか」よりも大切なのは、生きたまま移動させず、別の場所へ広げないことです。

釣ったり捕まえたりしたらどうする?

宮崎県は、河川での釣りなどでコウライオヤニラミを採捕した場合、生きたまま持ち出しをしないよう呼びかけています。

また、他の河川に放流することもしないでください。

大切なポイントは次の3つです。

・生きたまま持ち出さない
・他の川に放さない
・別の場所へ移さない

コウライオヤニラミは卵も含めて、規制の対象になります。

釣りをする方や、川で魚を捕まえる機会がある方は、見慣れない魚を安易に移動させないよう注意が必要です。

今月28日から県内全河川で持ち出し禁止へ

宮崎県は、2026年5月28日から、コウライオヤニラミの河川からの持ち出し禁止を県内全河川へ拡大する予定です。

これまでは、大淀川水系での確認を受けた規制が行われていました。

しかし、清武川水系でも確認されたことで、生息域の拡大防止をさらに強化する形です。

対象は、県内の河川等の内水面で採捕されたコウライオヤニラミです。

卵も含まれます。

生きたままその場から持ち出すことはできません。

外来種被害予防三原則を知っておきましょう

外来種対策では、外来種被害予防三原則が大切です。

・入れない
・捨てない
・拡げない

コウライオヤニラミの場合も、すでに確認されている場所から別の場所へ広げないことが重要です。

外来魚を「逃がしてあげる」つもりでも、宮崎の川にとっては大きな影響につながることがあります。

気になる方へ補足

コウライオヤニラミは、2026年5月時点で外来生物法の「特定外来生物」には指定されていません。

ただし、宮崎県では内水面漁場管理委員会指示により、生きたままの持ち出しや移植について規制を行っています。

今回の発表では、2026年5月28日から県内全河川で生きたまま持ち出し禁止の対象を広げる予定です。

川で見慣れない魚を見つけた場合や、釣った魚の扱いに迷う場合は、宮崎県の案内を確認するのが安心です。

よくある疑問
よくある疑問

Q. コウライオヤニラミは人に危険な魚ですか?

A. 人に襲いかかるような意味で危険という話ではありません。

注意が必要なのは、肉食性があり、宮崎の川にいる在来の魚などへ影響を与えるおそれがある点です。

Q. なぜ宮崎にいるのですか?

A. 日本にもともと分布していない淡水魚のため、自然に海を越えて泳いできた魚ではないと考えられます。

清武川水系で確認されたことについては、人為的に持ち込まれた可能性が高いと報道されています。

Q. 大淀川と清武川はつながっているのですか?

A. 大淀川水系と清武川水系は、別の水系として扱われています。

そのため、清武川水系で確認されたことは、生息域の拡大防止を考えるうえで大きな注意点になります。

Q. 大淀川では増えているのですか?

A. 宮崎県や都城市の案内では、大淀川流域で多数確認され、生息域が拡大しているとされています。

テレビ報道でも、爆発的に繁殖している外来魚として紹介されていました。

Q. コウライオヤニラミは食べられますか?

A. 宮崎県の案内では、釣ったり捕獲したりした場合、持ち帰って食用とするか、一般廃棄物として処分するよう示されています。

ただし、生きたまま持ち出すことは禁止されています。

Q. 食べるとおいしいのですか?

A. 南九州大学では、コウライオヤニラミを使った調理・試食会が行われ、淡泊な白身として料理に活用されたことが紹介されています。

味の感じ方には個人差がありますが、食用利用の取り組みは行われています。

Q. 釣ったら持ち帰ってもいいですか?

A. 生きたまま持ち出すことは禁止の対象になります。

食用にする場合でも、生きたまま別の場所へ移動させないことが大切です。

Q. 他の川に逃がしてもいいですか?

A. 他の河川に放流してはいけません。

生息域を広げないため、別の場所へ移さないことが大切です。

ほんみやちゃんコメント

まとめ

宮崎県内で、外来魚「コウライオヤニラミ」の確認が広がっています。

これまで大淀川水系で確認されていましたが、新たに清武川水系でも確認されました。

コウライオヤニラミは日本にもともと分布していない淡水魚で、強い肉食性があります。

人への危険をあおる話ではありませんが、宮崎の川の生態系に影響を与えるおそれがあるため注意が必要です。

県の案内では、釣ったり捕獲したりした場合、持ち帰って食用とするか、一般廃棄物として処分する対応が示されています。

ただし、生きたまま持ち出したり、他の川に放したり、別の場所へ移したりしてはいけません。

宮崎の川を守るために、「入れない」「捨てない」「拡げない」を意識しておきたいですね。

参照リンク

宮崎県
新たな水系でのコウライオヤニラミの確認と規制の強化について
https://www.pref.miyazaki.lg.jp/gyogyo-kanri/press/2026/05/20260512154450.html

宮崎県
外来生物「コウライオヤニラミ」について
https://www.pref.miyazaki.lg.jp/shizen/kurashi/aigo/kouraioyanirami.html

都城市
外来生物「コウライオヤニラミ」が繁殖拡大しています
https://www.city.miyakonojo.miyazaki.jp/soshiki/9/69030.html

南九州大学
コウライオヤニラミを調理・試食
https://www.nankyudai.ac.jp/topics/35816/

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