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記者
「当初の予定から2時間あまりが過ぎましたが、いまだ最終会合が始まるめどは立っていません」

閉幕当日もギリギリまで水面下での交渉が続いたNPT再検討会議。

最終文書案は採択にこぎ着けるため、これまで4度の改訂が行われ全体会合は予定より大幅に遅れて始まりました。

議長は「合意に至る状況にはない」と述べ全会一致が必要な最終文書の採択を断念する意向を示しました。採択できないのは2015年以降、これで3回連続です。

関係者によりますと「イランはいかなる核兵器も決して追求・開発・取得してはならない」とした項目をめぐりアメリカは残すよう主張した一方、イランやロシアは削除を求め最後まで溝が埋まらなかったとみられます。

アメリカ代表
「締約国はイランのせいで合意形成に進むことさえ許されませんでした」

イラン代表
「アメリカと同盟国はNPTの守護者ではなく、違反者としてここに座っているべきなのだ」

閉幕後、議長とともに会見を行った国連の中満事務次長は…

国連 中満泉 事務次長
「今回の結果は極めて残念ですが、国連として、決して(この理念を)諦めることはないと強調しておきます」

「条約の空洞化が始まる」との懸念も高まる中、NPT体制を維持できるのか、正念場を迎えています。

TBSテレビ

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