ロシア戦勝記念日の軍事パレードに参加して行進する北朝鮮軍の姿=ロシア国営タス通信のSNS(c)news1

ロシア戦勝記念日の軍事パレードに参加して行進する北朝鮮軍の姿=ロシア国営タス通信のSNS(c)news1

【05月10日 KOREA WAVE】ロシアが第2次大戦での対ドイツ戦勝81年を記念して9日に開催した軍事パレードに、北朝鮮軍部隊が参加したことが確認された。ロシアの戦勝記念日パレードに北朝鮮軍が姿を見せたのは初めて。

ロシア国営メディアのタス通信は同日午後、X(旧ツイッター)に約26秒の短い映像を投稿し、「戦勝記念日81周年パレードで北朝鮮軍人が初めて行進した」と明らかにした。

映像には、制服姿で銃を持ち、モスクワの赤の広場を行進する北朝鮮軍の姿が映っていた。北朝鮮軍は国旗と「祖国の限りない繁栄」などの文言が朝鮮語で書かれた旗を掲げ、隊列を組んで歩いた。

タス通信によると、ロシア下院国際問題委員長のレオニード・スルツキー氏は「北朝鮮軍のパレード行進は、両国の戦略的パートナー・同盟関係を意味する」と述べたうえで、「北朝鮮軍はロシア・クルスク地域を解放するため、わが軍人とともに勇敢かつ献身的に戦った。これこそ真の戦友愛だ」と語った。

ロイター通信やAP通信などの外信は、この日行進した北朝鮮軍について、実際にクルスク戦闘にロシア軍とともに投入された部隊の所属だと伝えた。

観覧席では、北朝鮮のシン・ホンチョル駐ロシア大使らが、ロシア側関係者と話を交わしながら拍手する姿も確認された。

北朝鮮は2024年6月、ロシアと事実上の軍事同盟にあたる「包括的戦略パートナーシップ条約」を結び、同年10月から自国の戦闘部隊をロシアに派遣した。これまでに2回にわたり、計1万5000人余りを派遣したとされている。

ロシアは旧ソ連が第2次世界大戦でナチス・ドイツに勝利した1945年5月9日を、毎年、戦勝記念日としている。

2025年のロシア戦勝記念日には、キム・ヨンボク朝鮮人民軍総参謀部副総参謀長ら北朝鮮軍代表団5人が派遣されたが、軍部隊が直接行進に加わることはなかった。

2026年は「クルスク解放」1周年に合わせ、両国が軍事的な接近を強めており、今回のパレードに北朝鮮軍も異例の形で参加したとみられる。

当初、キム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党総書記がロシアを訪問し、パレードに出席する可能性も取り沙汰された。しかし、最近ウクライナのドローン攻撃などが激しくなったことから、安全上の問題で出席を見送ったとみられる。

ただ、キム総書記は同日、プーチン大統領にロシアの戦勝記念日を祝うとともに、両国間の友好関係を再確認する内容の祝電を送った。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News

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