試合前からボルテージが上がるゴール裏。「ヴェルディだけには負けられない。俺たちの力、見せてやろうぜ」という大声量のチャントがウォーミングアップに向かう選手を迎え入れる。
明治安田J1百年構想リーグEASTグループは残り3試合。勝点5差で追う首位の鹿島アントラーズを視野に入れ続けるためにも、そして東京が青赤であることを示すためにも、同じ味の素スタジアムをホームとする東京ヴェルディ相手にしっかりと勝点3を手にしなければならない一戦となる。
その“ラスト3”の初戦、青赤のスターティングイレブンは前節から4選手を変更して臨むことになった。ゴールキーパーはキム スンギュ選手、最終ラインは右から室屋成、アレクサンダー ショルツ、森重真人、長友佑都の4選手が並んだ。ショルツ選手は第12節の水戸ホーリーホック戦以来となるスタメン出場、森重選手は今シーズン初スタメン、前節で戦列復帰した長友選手は約2か月ぶりにスタメンに名を連ねることになった。ボランチは橋本拳人、常盤亨太の両選手がコンビを組み、アタッカーは右に佐藤恵允選手、左に遠藤渓太選手が入り、2トップはマルセロ ヒアン選手と佐藤龍之介選手がコンビを組んだ。
逆転優勝を実現するためには次節、90分間で連勝を実現したうえで鹿島の結果を待つしかない。万事を尽くして天命を待つために一戦必勝の覚悟で臨む選手たちは、ゴール裏に『青赤クロスフラッグ』、バックスタンドに『TOKYO』のコレオグラフィで浮かび上がるなかで入場。スタジアムを一つにする最高の雰囲気で15:03にキックオフを迎えた。

1st―先制を許すもキャプテンの一撃で追いつく
序盤から球際激しい展開となった開始4分、東京は中盤から持ち上がった橋本拳選手の動きがチャンスを生み出す。背番号18が左サイドへ展開して前方へ動き出すと、長友選手を経由してボールを受けた遠藤選手が持ち直してクロスを送り、橋本拳選手がヘディングシュート。これはバーを越えてしまったが、いきなり厚みのある攻撃を見せていく。
ハイプレスとミドルブロックを使い分けてくる東京Vに対して、東京もビルドアップと鋭いアタックを織り交ぜながら攻め手を探る。左サイドの長友選手が力強いロングダッシュや打点の高いヘディングで意欲的なプレーを見せれば、佐藤龍選手は最前線から中盤まで落ちてビルドアップの出口になりながら攻撃のポイントになっていく。

前半19分には左サイドの遠藤選手が大きなサイドチェンジで右前方へ展開すると、そこへ抜け出した佐藤恵選手が前方へ持ち出して右足を振り抜く強烈なシュート。これは惜しくもバーを叩いてしまったが、ダイナミックで迫力のある攻撃に味の素スタジアムが沸いた。
さらに同24分には狭いエリアで前を向いた佐藤龍選手が相手守備網を突き崩すスルーパスを供給。これをヒアン選手が右足で狙うも相手ゴールキーパーが倒れ込みながらセーブ。わずかのところでゴールネットを揺らすことができない。

序盤こそ相手のハイプレスに押されたが、佐藤龍選手がうまく中間ポジションに立ってターンし、ヒアン選手が裏のスペースを狙うことでチーム全体を前向きにさせている東京。このまま早く先制点を奪いたいところだ。
だが前半29分、相手ゴールキーパーのロングボールから押し込まれ、ワンタッチプレーから森田選手に抜け出されて失点。主導権を握って試合を進めるなかで痛恨の先制点を許してしまう。

まずは試合を振り出しに戻したい東京。前半36分、ショルツ選手のスルーパスに右サイドで佐藤恵選手が抜けて折り返すと、ここで室屋選手がゴール前に走り込んでワンタッチシュート。しかし、これが相手ゴールキーパーの正面を突いて同点ゴールには至らない。
その後も攻勢を強める東京。力強く複数選手がボールに絡んで相手陣内に押し込み、左右両サイドから厚みのある攻撃を見せて同点ゴールへの意欲を高めていく。東京Vが5バック気味の布陣を敷いてくるなかで、相手の守備網をどう崩していくかがポイントだ。
その圧力がついに実を結ぶ。前半41分、ペナルティアーク手前の中間ポジションでボールを受けた佐藤龍選手が細かいボールタッチのターンから右足で正確なスルーパス。ここでゴール前に抜け出したのは室屋選手。試合前日に「自分たちの姿勢をピッチで証明したい」と話していたキャプテンが右足を振り抜いてゴールを射抜き、東京が試合を振り出しに戻すことに成功した。

前半はこのまま1-1で終了。一戦必勝のゲームは後半に勝負を懸けることになった。
2nd―モトキの劇的決勝点で逆転勝利! WE ARE TOKYO!
絶対に勝つ──。覚悟を持って迎えた後半、アタッカーを熊取谷選手から新井選手に代えてきた東京Vに対して、東京は選手交代なく臨んだ。
アグレッシブなプレーで見せた長友選手が大きなジェスチャーでスタジアムを盛り上げた後半4分、佐藤龍選手が左サイドからフリーキックを送ると、中央の森重選手がヘディングで狙う。これはゴール上に外れたが、いきなり勝利への気持ちが表れた攻撃となった。
その後も球際の激しいバトルが繰り広げられ、東京も逆転を狙って攻勢を強めていく。後半20分には後方から供給したロングボールを相手ディフェンダーが空振り。これを狙っていたヒアン選手がそのまま抜け出してシュートを放ち、ここからゴール前で大混戦に。遠藤選手、室屋選手がゴールを狙って入り込み、相手がクリアしたところで主審がホイッスルを吹いてペナルティスポットを指す。だが、これにVARのサポートが入り、オンフィールドレビューの末にPKなしの判定に。惜しくも逆転につながるキックを得ることはできなかった。

何としても勝ち越しゴールを奪いたい東京は、後半32分に初の選手交代を敢行。ヒアン選手と長友選手に代えて、2トップの一角に長倉幹樹選手、左サイドバックに橋本健人選手を投入していく。
「俺たちの力、見せてやろうぜ」というチャントが送られるなか、しっかりと身体を張ってゴールを守り、逆転弾を狙い続ける東京。後半41分には森重選手に代えて左センターバックに稲村隼翔選手を、佐藤龍選手に代えて仲川輝人選手を最前線に送り出す。
後半アディショナルタイムは7分。東京は最後の交代枠を使い、遠藤選手から山田楓喜選手にスイッチ。佐藤恵選手を左アタッカーに移し、山田選手は右サイドに入った。
橋本拳選手をターゲットマンとして前線に押し出し、橋本健選手の左クロス、稲村選手のフィードで押し込んでいく東京。そして90+5分、青赤ファミリーの想いが味の素スタジアムに歓喜をもたらす。
ゴールをめざして押し込み続けたなかで佐藤恵選手がシュート性のキック。これはミートしなかったが、中央の長倉選手が左足で巧みにトラップして前方へ持ち出し、そのまま相手ゴールキーパーの位置を見極めて左足でフワリと浮かせるファインゴール! ついに逆転に成功した。


土壇場で劇的ゴールを奪い、最後まで全員でゴールを守りきったところで終了のホイッスル。『WE ARE TOKYO!』の大声援と大きな拍手に続いて『情熱をぶつけろ!優勝掴みとれ』のチャントが響き渡った。
絶対に勝たなければならないゲームで気持ちのこもったバトルを見せ、終了間際の劇的ゴールで意地の勝点3をゲット。この日、裏で行われていた鹿島が横浜F・マリノスにPK戦で勝利しており、これで首位との勝点差は4に迫った。
地域ラウンドでの最後のホームゲームを勝利で飾った試合後、逆転優勝を信じて勝利の“You’ll Never Walk Alone”を選手と一緒に大合唱。逆転優勝への挑戦権を持ったまま、青赤一丸となってアウェイ連戦となる“ラスト2”に挑むことになった。


Q、試合の振り返りをお願いします。
A、難しいゲームではありましたが、しっかり90分で勝って勝点3を積み上げられたことは非常に素晴らしいことだと思いますし、選手に感謝するとともに、やはりこの雰囲気を作ってくださったファン・サポーターのみなさんにもお礼を申し上げたいと思います。
Q、難しいゲームになった要因は、相手の良さもあったと思いますが、監督はどのようにお考えでしょうか。
A、まず相手のプレッシングを我々がどう外していくかという部分で、相手の守備の意識、その組織化されている部分というのはある意味分かりやすい部分もあるので、そこの強度や、その強度を少しずらすことを考えながらやっていました。練習で動かしながら、というよりは、これまでも5バックの相手に対してどういうふうに作っていこうかというところをやってきたので、そのおさらいを試合前のミーティングで行いました。
ただ、少しボランチが関わるタイミングが早過ぎました。それによって中央が薄くなるタイミングも早くなり、本当は外回しから入りたかったところが、中央に差し込むパスが多くなりました。そこからチャンスもありつつ、取られれば一気に中央経由でカウンターになるという部分が見えたので、後半はそこを修正しながら、センターバックの進入をスムーズにしていくというところが狙いになりました。そこが前半は少し難しい部分になっていたところで、本来であればもう少しずれたところの脇のスペースをしっかりとりに行きたかったのですが、スペースを取りに行くというよりはそこでテリトリーを取りに行って、そこを起点に中央への進入、もしくは逆サイドに振ってからのチャンスメイクにつなげたかったです。そこがなかなかうまくいかなかったなと。そこは我々の出来というのも一つですけれども、相手の守備の素晴らしさというのも見えたなかでの難しさではありました。
Q、4日前のジェフユナイテッド市原・千葉戦からの切り替えをどのようになさったのでしょうか。また、長友佑都選手の評価についてもお願いします。
A、前節は本当に、非常に悔しい敗戦でした。ただ、試合が終わってロッカールームに行った時には、もう選手たちはこのゲームに向かってしっかり切り替えてくれていました。もちろん悔しさはあるなかでしたが、残されたゲームも限られていますし、我々のできることにしっかり目を向けるというところで切り替えをしてくれたので、僕の方からあえて、あらためて何か話をすることもなかったですし、そのゲームをしっかり今日表現してくれたということが本当に素晴らしかったなと思います。
長友選手に関しては、これまで連戦のなかで実戦形式のトレーニングを積み上げることがなかなか難しいなかでも、彼自身、それとフィジカルグループ、メディカルグループで状態をしっかり確認しながら、ここまでしっかりと引き上げてくれた。この連戦で実戦形式のトレーニングができないなかで、このコンディションの上げ方ができる、このパフォーマンスをしっかり発揮できるというのは、彼の持っている能力も当然ありますけれども、やはり気持ちや意志の力というか、そういうものがしっかり表現されていましたし、そのエネルギーを今日しっかりチームに与えてくれました。もしかすると、スタジアム全体にまでそれが届いたんじゃないかなと。あらためて彼の人間的な素晴らしさ、選手としての素晴らしさというものを感じたゲームだったと思います。
Q、今シーズンはシーズン移行の影響で、ゴールデンウィークの連戦で来場者も増えているなかで優勝争いができるという状況になっています。この状況はチームにどのような影響を与えていますか。
A、今回の大会は東西に分かれているので全チームと戦うことはできませんが、そういうなかでも、“特別大会”とみなさんはおっしゃいますけれど、私のなかではあまり特別な思いというよりも、与えられた状況、与えられた場所のなかでどうチームとして結果を出せるか、そこにフォーカスしてシーズンのスタートから入ってきました。自分たちが目標を立てて、しっかりとそこに向かっていく。その目標を達成するべく、それに近づくような状態を作り上げられているということは、チームとしての自信にもなると思います。ただ、これが次に何かを保証するものでもないと思っているので、何かをすごく重要でいい経験ができたとか、そういう感じではなく、今の置かれている状態で我々が何ができるか、そこを常に考えてきました。その意味で、今のこの結果というのは非常に素晴らしいものだと思っています。
Q、追加点がほしい状況で、マルセロ ヒアン選手を下げて長倉幹樹選手を投入した狙いを教えてください。
A、ヒアン選手は、こういう短い期間での連戦でスタメンでプレーするというのはあまりない状態でもありました。本人とも確認をしながら、非常にアグレッシブにプレーして惜しいチャンスもつくってくれましたが、少しプレースタイルの変わった選手を入れることによって、より変化を出したかった。長倉選手も非常にボールキープに長けていますし、ボールを引き出す能力もある。それと、ああいうゴールが生まれたような形、反転して背中を向けながらでもゴールを奪う力があります。結果が出たというところもありますけども、交代で入る時には「ボールを奪われなければ必ずチャンスがある」と声をかけました。そこをしっかりと体現してくれたというところで、加えて得点にもつなげてくれたところで、長倉選手は非常に素晴らしい活躍をしてくれたと思います。流れをどう変えていくかの正解はなかなか難しいところがありますけれども、そこをしっかり狙っていました。また長倉選手が入ったことによって、仲川輝人選手とのコンビネーションも良いものがあるので、そこにもプラス材料を加えられれば、さらにいい攻撃につながることを期待して交代をしました。
長倉幹樹選手

Q、途中からの出場になりましたが、どのようなことを意識して試合に臨みましたか。松橋力蔵監督からはどのような言葉がありましたか。
A、結果がすべてなので、そのためにゴールを決めるということを意識して試合に入りました。松橋監督からは「ボールを奪われなければチャンスがくるよ」と言われて出場しました。試合に出場していない時に外からチームを見ていて、みんな良いプレーをしていたのでそれに入るために自分も頑張ってプレーしました。
Q、得点シーンを振り返って、コメントをお願いします。あの場面で冷静にシュートを打てるのも長倉幹樹選手らしさかと思います。
A、佐藤恵允選手から最高のパスがきました。あとは自分の世界でプレーしました。抜け出したところで相手ゴールキーパーと1対1で、先に飛び込んできたのが見えたので、冷静さは出せたと思います。
Q、ファン・サポーターのみなさんが素晴らしい雰囲気を作ってくれました。ピッチに立ってみていかがでしたか。
A、いつもの試合の雰囲気も素晴らしいですが、やはり東京ヴェルディ戦は一味違うということを感じました。最後にゴールを決めた時の歓声はすごかったです。
Q、チーム内での競争も激しい状況です。今後に向けていかがでしょうか。
A、最後はチームとしての力だと思います。チーム内の競争もありますが、ここまできたらそういうところは越えたと思います。
Q、次節は4連勝中の浦和レッズとの対戦となりますが、どのようなことを意識したいですか。
A、連戦が終わったので一旦みんなで休んで、勢いに乗っている浦和に勝てるように準備したいと思います。先制点が大事だと思うので、そこを意識したいです。
Q、鹿島アントラーズとは勝点差が4です。まだ鹿島の背中を掴めている状況ですがいかがでしょうか。
A、今日の勝利を活かせるように、鹿島にプレッシャーをかけるためにも自分たちは次も勝つのみです。
室屋成選手

Q、試合を振り返ってください。
A、かなり難しい試合になりましたが、なんとか前半で追いつくことができて、みんなが信じてハードワークした結果だと思います。
Q、ゴールシーンはうまく相手のポケットに入り込みましたが、狙っていたのでしょうか。
A、相手が5バックだったので、サイドバックのところでどうしてもミスマッチというか、ハマるシーンが多いと思っていたので、中でどんどん受けていこうと思っていました。佐藤恵允選手をサイドに張らせて自分が受けようと思っていて、佐藤龍之介選手から本当に良いボールがきたので、良い形で決めることができました。
Q、シュートは気持ちよかったですか。
A、もうとにかく思い切って打つだけでした。
Q、後半は難しい時間帯も続きました。どんなことを考えながらプレーしていましたか。
A、相手も前半よりはプレッシャーをかけなくなってきていて、結構自分たちがボールを持てるシーンが増えていたので、チャンスはあるかなと思っていました。失点しないことを考えながら、自分は攻撃に厚みを加えつつ、相手の少ないチャンスが失点にならないように考えながらプレーしていました。
Q、長倉幹樹選手のゴールが決まった瞬間はどんな気持ちでしたか。
A、いやもう、歓喜です。とにかく、みんなもそうですけれど、嬉しさばかりでした。本当に最高の瞬間でした。
Q、試合中は普段以上にチームを鼓舞しているようにも見えました。
A、チームを鼓舞する意味はそうですが、今日は森重真人選手もそうですし、長友佑都選手もそうですが、ベテランの選手がいたので本当に心強く戦えたと思います。
Q、鹿島とは勝点差が一つ縮まりました。4差で残りの2試合を迎えますが、今後に向けてはいかがでしょうか。
A、自分たちはとにかく勝点3をとり続けること。他力本願ではありますが、自分たちのやれることをやり続けます。
Q、ご自身の1シーズンでのキャリア最多得点かと思いますが、結果を出せている要因はどこにあると思いますか。
A、攻撃の部分で、松橋力蔵監督が自分に自由を与えてくれているのが一番大きいと思いますし、チームメイトが自分の上がったスペースをカバーしてくれているのもすごく大きいので、自分だけの結果じゃないと思っています。
Q、今日のスタジアムの雰囲気はどう感じましたか。
A、本当に素晴らしい雰囲気とプレッシャーもあり、そのなかで自分たちに何ができるのかというのを問われていたと思います。こういうプレッシャーのなかで結果を残せたことは、チームにとって大きい勝点3になったと思います。
森重真人選手

Q、今シーズン、苦しい時間が続いていたなか、大一番でのスタメン出場でした。
A、どのような形でチャンスがきてもいいように常に準備はしていました。その結果が、今日の試合結果につながったと思っています。稲村隼翔選手、アレクサンダー ショルツ選手、大森理生選手が今シーズン、センターバックとして良いプレーを継続していました。彼らのプレーから良い刺激をもらっていました。自分のすべきプレーを表現することを意識して試合に入りました。
Q、左サイドバックには長友佑都選手が入り、最終ラインで並ぶ形となりました。
A、僕以上に熱い男が左隣にいましたからね(笑)。自然とその熱量に引っ張られていきましたし、シーズン中のリハビリも同じ期間がありましたし、長友選手の取り組む姿勢を隣で見て、刺激をもらっていました。こうして二人で揃ってスタメン出場をして勝てたことを嬉しく思います。
Q、EASTグループ1位の鹿島アントラーズとは勝点差4です。
A、鹿島どうこうではなく、次節も勝って連勝することが大事です。今日の試合もそのような執念が勝利につながりました。その気持ちを継続して、最終節まで粘り強く戦いたいです。
Q、長倉幹樹選手のアディショナルタイム弾をベンチからどのように見ていましたか。
A、「やっぱり幹樹か」と思いましたね(笑)。大一番でやってくれる素晴らしいプレーヤーだとあらためて感じました。
佐藤龍之介選手

Q、大事な試合を勝ち切りました。まずは試合全体を振り返ってください。
A、アドレナリンがすごく出ましたし、90分間での勝利でしかファン・サポーターも心の底から喜べないと思っていました。クラブ一丸となって戦っていくなかで、今日の試合はそういった意味で本当に嬉しいです。
Q、先制点をとられた後の同点ゴールの場面、室屋成選手にラストパスでお膳立てしました。
A、ここ数試合、室屋選手が内側に入ってきて結構フリーになれるシーンもありましたし、そういった今までの積み重ねが今日結びついて良かったです。ゴールに結びつくパスをできたことが嬉しかったです。
Q、ワールドカップのメンバー発表を来週に控えるなか、良いアピールになったのではないですか。
A、この試合に限らずにずっと自分のベストを尽くしてきたので、そこに関しては今まで全部の試合で自分は積み上げてきました。今日だからといって特別なことはありませんでした。
Q、地域リーグラウンドもここからアウェイでの2試合で終わります。今日の結果を受けて、まだ逆転優勝のチャンスがあります。そこに向けて意気込みをお願いします。
A、最終節がありますが、まずは次の浦和レッズ戦に勝つことだけを考えてやっていきたいと思います。
Q、試合前にスタジアムがすごく良い雰囲気で、ファン・サポーターもコレオでスタンドを彩って盛り上げていました。
A、アップの時から鳥肌が立ちましたし、こういった東京ヴェルディとの特別な試合を、アカデミー出身の選手としてピッチに立てたことを幸せに思います。
Q、逆転勝利という流れをもたらしたのも応援の力が要因だと感じますか。
A、そうですね。それは間違いなくあるかなと思います。
Q、後半開始前に最初にピッチに出てきて、スタジアムの雰囲気やファン・サポーターを見て何か感じているように見えました。
A、自分が決めて、ゴール裏に向かっていくことを想像していました。
Q、最後、肩を組んでファン・サポーターと一緒に“You’ll Never Walk Alone”を歌いましたが、どんな気持ちでしたか。
A、初めてのユルネバだったし、掛け声も初めてですが歌えたので、うまくできたかなと思います。





