(CNN) 米国防総省は8日、未確認飛行物体(UFO)に関する「これまで人目に触れたことのない資料」を公開した。トランプ米大統領は今年、国防総省にUFO関連資料の公開を指示していた。

一連の資料には未確認飛行現象(UAP)の目撃情報を巡る各種調査の概要が記されており、期間は数十年に及ぶ。

UAPはUFOの現代的な呼称。 国防総省はX(旧ツイッター)に「米国民は今や、機密解除された連邦政府のUAP文書に即座にアクセスできるようになった」と記し、「米政府全体から集められた最新のUAP映像や写真、一次資料が一カ所にまとめられている。機密取り扱い資格は不要だ」と説明した。

国防総省はさらに「新たな資料が発見され機密解除されるたびに、数週間ごとに順次公開していく」との方針を示した。

国防総省によると、連邦捜査局(FBI)が以前公開したことのある資料も一部に含まれているものの、8日に公開されたバージョンでは黒塗り部分が少なくなっている。UFOに関する1947年~68年の「目撃証言や市民の報告」を記載した数百ページに及ぶFBIのファイルもその一例だ。

8日に公開された資料には、近年の目撃例も盛り込まれた。

国防総省の識別名で「DOW-UAP-PR43、未解決のUAP報告、アフリカ、2025」と名付けられた写真。「アフリカの空で活動中の米軍オペレーターからUAPに関する報告があった」とされる/Department of Defense
国防総省の識別名で「DOW-UAP-PR43、未解決のUAP報告、アフリカ、2025」と名付けられた写真。「アフリカの空で活動中の米軍オペレーターからUAPに関する報告があった」とされる/Department of Defense

この中には軍の内部メモも含まれ、2022年にイラクで目撃された「小型UAPの可能性のある物体1件」や、24年にシリアで目撃された「出所不明の複数の閃光(せんこう)もしくは光」について記述されている。米軍は当時、過激派組織イラク・シリア・イスラム国(ISIS)に対する作戦の一環でイラクとシリアに駐留していた。

また、アラブ首長国連邦(UAE)やギリシャに駐留する米軍からの最近の報告もある。

新資料が掲載された国防総省のウェブサイトには、こうした軍のメモに含まれる「描写的な推測交じりの表現」は報告書作成者の「主観的な解釈」を反映したものであり、実際に何が起きたかについての「決定的な証拠と解釈されるべきではない」との免責事項が記載されている。

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