宝飾品の出荷額・日本一を誇る甲府市は来月から独自の認証制度を導入します。市内でつくられた宝飾品を「甲府ジュエリー」として認証し、ブランド力の強化を図ります。
【写真を見る】「甲府ジュエリー」を独自認証 ブランド力強化へ市が新制度 “宝石のまちPR 山梨
全国の宝飾品出荷額のうち、3割近くを占める山梨県。中でも県内の事業者のおよそ9割は甲府市内に拠点があるとされます。そんな宝石のまち・甲府市が来月から導入するのが「甲府ジュエリー」の認証制度です。
甲府市商工課 角田哲課長
「(宝石のまち・甲府を)古くからPRをしてきているが一般の認知度が低いということが一つ大きな課題。多くの方に甲府は宝石のまちだと認知してもらいたいということで、今回の制度を進めていきたい」
きっかけとなったのはふるさと納税でした。6年前、市が返礼品に宝飾品を加えたところ、2019年度に約1億8千万円だった寄付額が昨年度は初めて100億円を突破。その人気を踏まえ、さらなる知名度の向上や品質の維持などを図ろうと認証制度の導入を決めました。
市では認証業務を担う「宝石貴金属協会」と協議を重ね、独自の認証基準を策定。宝飾品の製造過程を大きく5つに分け、このうち3つが市内で行われていれば「甲府ジュエリー」に認証し、「メイド・イン・甲府」を証明する認証カードを添付します。
認証制度の導入が「甲府ジュエリー」のブランド力の向上につながればと業界関係者も期待を寄せます。
県宝石貴金属協会 松本一雄 理事長
「今までも挑戦してきているが、なかなか産地ブランドを広めていくのは難しいと思っている。世界でもこの狭い地域に集積しているのはなかなかない、認知されるというのは若手を引き込むためにも制度ができることは大きな事だと思う」
市ではすでに甲府ジュエリーの認証作業を始めていて、来月のふるさと納税の寄付分から認証された宝飾品を返礼品に選べるよう準備を進めています。
