福岡市内有数の音響設備を誇るアクロス福岡で、普段は立つことができないステージを見学できるイベントが行われました。舞台袖には、一部の人だけが知るという秘密の一角がありました。

福岡市中央区天神のアクロス福岡は去年、開館30周年を迎えました。これまで、オーケストラやオペラ、バレエなど一流のアーティストたちがシンフォニーホールのステージに立ってきました。

■森野里奈記者
「普段は、この客席から舞台を楽しむのですが、きょうはこの大きな舞台に立つことができるんです。」

5月6日に開かれたのは「オープンステージ」。

およそ1200人の応募の中から抽選で選ばれた300人が招待され、一流の演奏家たちが立ってきたステージに上がり、シンフォニーホールの魅力を体感しました。

■参加者
「ずっとここにコンサートを見に来ていたので、弾いてみたいなと思って。すごく軽やかできれいな音が出てよかった。」

参加者たちはグランドピアノや指揮台を間近で見学しました。

1971年に作られたチェンバロを演奏することもできます。

■参加者
「初めてです。」
「絶対触りたいと思って。」
「楽器自体がすごくきれいで、繊細な感じがします。中の絵がきれい。」

■森野記者
「演奏が終わると、出演者はこちらの舞台袖にはけていくのですが、きょうは特別に、こちらの中にも入ることができます。」

舞台裏には、これまでホールで演奏した楽団のステッカーが貼られています。

中には世界的に有名な作曲家、久石譲さんのサインもあります。

■スタッフ
「開館が1995年。2年目の1996年に初めてウィーンフィルハーモニーが、小澤征爾さんといらっしゃいました。」
■参加者
「えー!」

参加者たちは、世界トップクラスの演奏家たちも立ったことがあるステージを体験し、思いをふくらませていました。

■参加者
「あのステッカーも初めて見ました。直筆で書いてあってすごいね。」
「本物になったみたいな感じ。」
「すごいピアノに囲まれる機会はないので、これを機にピアノを買っちゃおうかなと思います。」

■アクロス福岡・小牧達彦マネージャー
「シンフォニーホールはクラシック専用ホール。クラシック音楽を聴く人が高齢化している問題が全国であります。素晴らしいアーティストを呼んで演奏を提供するだけではなく、福岡のいろいろな多くの人たちに身近に感じてもらうイベントも大事だと考えています。」

普段は客席から見上げるステージを体験できた、特別な一日となりました。

アクロス福岡は、こうした体験を通して、音楽や舞台芸術の魅力を次の世代に、そして、より多くの人たちにつないでいきたいとしています。

※FBS福岡放送めんたいワイド2026年5月6日午後5時すぎ放送

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