
2月19日、フランスのマクロン大統領とイタリアのメローニ首相は、仏南東部リヨンで起きた抗議行動中の極右活動家死亡事件を巡り、激しい応酬を繰り広げた。写真は、死亡した活動家カンタン・デランク氏の哀悼デモで掲げられた「カンタンに正義を」と書かれたフランス国旗。パリのソルボンヌ広場で15日撮影(2026年 ロイター/Stephane Mahe)
[パリ 19日 ロイター] – フランスのマクロン大統領とイタリアのメローニ首相は19日、仏南東部リヨンで起きた抗議行動中の極右活動家死亡事件を巡り、激しい応酬を繰り広げた。
23歳の極右ナショナリスト、カンタン・デランク氏が先週末、極左活動家らに暴行されて死亡し、11人が逮捕された。検察官は19日、急進左派「不服従のフランス(LFI)」に所属する議員の側近を含む7人が、この事件で殺人罪で起訴される見通しだと述べた。
メローニ氏は18日、交流サイト(SNS)への投稿で、「左翼過激主義と結び付いたグループ」による殺害であり、「欧州全体の傷だ」と非難した。
これを受け、インド訪問中のマクロン氏は19日、記者団に対し、「ナショナリストで自国への干渉を嫌う人々が、他国の出来事に真っ先にコメントするのにはいつも驚かされる」と反発した。メローニ氏に言及したのかと問われると、マクロン氏は「その通りだ」と答えた。
イタリア首相府はマクロン氏の発言に対し、声明で驚きを示し、「(メローニ氏は)デランク氏の悲劇的な殺害に深い悲しみと衝撃を表明した」と説明した。
リヨン検察の検察官はLFIのラファエル・アルノー議員の側近が拘留されており、教唆による共犯の疑いが持たれていると明らかにした。容疑者らは全員容疑を否認しているという。
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