
日本行きの貨物船。2025年8月、カナダのバンクーバー港で撮影。REUTERS/Chris Helgren
[オタワ 19日 ロイター] – カナダ統計局が19日に発表した昨年12月の貿易収支は13億1000万カナダドル(9億5700万米ドル)の赤字で、赤字幅は縮小した。一方、米国向け輸出の割合はコロナ禍を除くと過去最低となった。
カナダは最大の貿易相手国である米国への依存を低下させつつあり、米国以外の輸出は過去最高を記録した。
12月の赤字はエコノミスト予想の20億カナダドルと11月改定値の25億9000万カナダドルをともに下回った。
総輸出額は2.6%増の656億3000万カナダドルで、主に金の地金輸出と金価格上昇がけん引した。
米国向け輸出は1.1ポイント増加し、総輸出の約67.4%だったが、前年同月の76.2%から低下した。米国向けの増加は3カ月ぶりだが、シェアは2020年のコロナ禍の数カ月を除き、データ開始以来の最低水準になった。
米国向け輸出の割合は24年に76%だったが、25年は72%に低下。カナダ輸出開発公社のチーフエコノミスト、スチュワート・バーグマン氏は、米国以外への輸出が17%急増したとし、「カナダ輸出の耐性を示している」と指摘した。
一方、米国からの輸入は3.5%増に加速したため、モノの対米貿易黒字は11月の65億カナダドルから57億カナダドルに縮小した。
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