大阪市は16日、市内の全ての「特区民泊」(約7300施設)を対象に実施した営業実態調査の結果を発表した。回答した約5800施設のうち約150施設で、苦情窓口を設けていないなどの不適切な運用があった。約1500施設は調査に回答せず、市は今後、監視や指導を強化する。
調査は昨年11~12月に実施。不適切な運用があった約150施設ではほかに、▽滞在者へ騒音やごみ捨ての注意喚起を行っていない▽苦情があった際、スタッフの駆け付け体制が未整備▽苦情時の対応方法が決まっていない▽苦情対応などの連絡先を記した標識を掲示していない――という事例があった。
大阪市役所
市は指針で、苦情があった場合、スタッフが駆け付ける時間として「おおむね10分以内」を求めている。回答した施設のうち、指針通りの対応が可能と答えたのは38%だった。「30分を超える」と回答した施設も4%あった。
市は不適切な運用があった施設と回答がなかった施設について、優先的に現地調査を実施するなどの対応をとる。
特区民泊は国家戦略特別区域法に基づく制度で、全国の9割以上が大阪市に集中する。騒音やごみなどへの苦情が相次いでおり、市は5月29日で新規申請の受け付けを終了する。
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