
「カニ入り海鮮富山湾鍋」を提供する富山湾食堂の人たちと待ちわびる人=富山市の富山駅南口広場で
富山、石川など5県の鍋が味わえる「鍋サミット富山2026〜ご当地食材頂上決戦〜」が8日、富山市の富山駅周辺であった。多くの人が訪れ、スーツケースを手にした旅行者も、海鮮や肉の香りや立ち上る湯気に誘われ、舌鼓を打っていた。
富山駅の新たな冬の風物詩をと、企業などでつくる一般社団法人「トヤマチミライ」と市が企画し、昨年に続き2回目。富山、石川、福井、岐阜、新潟の5県から計10店舗が南口広場に並んだ。
富山駅前の富山湾食堂は「カニ入り海鮮富山湾鍋」を提供した。香箱ガニ(雌のズワイガニ)や深海に生息するゲンゲ、魚のすり身、ハクサイ、ダイコンなどを煮込んだ一品。
富山市婦中町の会社員藤木翔真さん(25)は「かにみそなどが溶け込んで、ネギやハクサイの甘みが出ていておいしい」と話していた。
このほか、「荒波あんこう汁」(新潟県糸魚川市)、「おかみの越前がに鍋」(福井県坂井市)、「味噌(みそ)ホルモン鍋」(岐阜県飛騨市)なども並んだ。
「鱈(たら)と白子の粕汁(かすじる)」(石川県七尾市)を味わった富山市八尾町の会社員田島智樹さん(31)は「身が適度にほぐれていて、めっちゃおいしい。汁も味がよく染みている」と満足そうだった。
各県の地酒の販売や糸魚川市の水産会社長によるアンコウのつるし切り実演もあり、大いに盛り上がった。(村瀬力)
