島根県立美術館(島根県松江市)が、2026年度の展覧会スケジュールを発表しました。
2026年度は、「島根から世界へ― 生誕150年 石橋和訓展」「タピオ・ヴィルカラ 世界の果て」「アーツ・アンド・クラフツとデザイン ウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまで」「江戸エンタメの最高峰! 浮世絵スーパークリエイター 歌川国芳展」と、全部で4つの展覧会が予定されています。島根出身の画家の初の大規模回顧展や北欧モダンの巨匠、さらには幕末の奇才による浮世絵まで、多彩なラインナップが揃いました。そこで、ここまで判明した各展覧会の概要について、それぞれまとめました。
島根県立美術館
所在地:島根県松江市袖師町1-5
開館時間:10:00~18:30(展示室への入場は18:00まで)
※3月~9月は10:00~日没後30分(展示室への入場は日没時刻まで)
休館日:火曜日、年末年始
※ただし企画展の開催⽇程等にあわせて休館⽇を変更する場合あり
観覧料:展覧会ごとに異なります。詳細は公式サイトをご確認ください。
アクセス:JR松江駅から市営バスで約6分「県立美術館前」下車すぐ
⼭陰⾃動⾞道「松江⻄ランプ」から約5分
詳細は、島根県立美術館公式サイトまで。
島根から世界へ― 生誕150年 石橋和訓いしばしかずのり展
2026年3月6日~6月8日
島根県出身の画家・石橋和訓(1876-1928)は、明治期に英国に渡りロンドンのロイヤル・アカデミーで西欧伝統の絵画技法を身につけ、主に肖像画家として国内外で活躍しました。島根県立美術館ではその生誕150年という記念すべき年に初の大規模な回顧展を開催し、世界へと大きく羽ばたいた郷土出身の画家を顕彰します。
石橋和訓《美人読詩》1906(明治39)年 島根県立美術館蔵
タピオ・ヴィルカラ 世界の果て
2026年6月26日~8月31日
北欧モダンデザインの巨匠タピオ・ヴィルカラ(1915-1985)。本展はヴィルカラ生誕110年と没後40年を記念して企画された日本初回顧展で、全国4会場を巡回するものです。
タピオ・ヴィルカラ《ウルティマ・ツーレ(ドリンキング・グラスのセット)》1968年 Tapio Wirkkala Rut Bryk Foundation Collection / EMMA ‒ Espoo Museum of Modern Art. © Ari Karttunen / EMMA
アーツ・アンド・クラフツとデザイン ウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまで
2026年9月11日~11月3日
ウィリアム・モリス(1834-1896)の代表作《いちご泥棒》をはじめ、多彩な作品をとおしアーツ・アンド・クラフツ運動の魅力と展開が紹介されます。
ウィリアム・モリス《いちご泥棒》1883年 Photo © Brain Trust inc.
第73回日本伝統工芸展
2026年12月2日~25日
全国最大規模の工芸の公募展です。重要無形文化財保持者(人間国宝)の作品をはじめ、受賞作、地元山陰在住作家の入選作品など約270点を展示します。
犬山卓也(出雲市)《沈泥彩陶筥》 ※第72回展出品作
江戸エンタメの最高峰! 浮世絵スーパークリエイター 歌川国芳展
2027年1月15日~3月15日
江戸時代後期に活躍した浮世絵師・歌川国芳。豪快な武者絵をはじめ、伝説の妖怪や怪物、趣向を凝らした戯画など、多彩な作品220点により奇想天外な国芳ワールドを紹介します。
歌川国芳《朝比奈小人嶋遊》1847年頃
2026年度の島根県立美術館は、郷土が生んだ巨匠・石橋和訓の功績を辿る記念碑的な回顧展から幕を開けます。続いて、北欧デザインの真髄に触れるタピオ・ヴィルカラ展、生活と芸術の統合を目指したアーツ・アンド・クラフツの歴史を紐解く展覧会、そして圧倒的な熱量を放つ歌川国芳の浮世絵展と、知的好奇心を刺激する企画が目白押し。宍道湖の美しいほとりに佇む美術館で、時代もジャンルも超えた美の競演を存分に堪能してみてはいかがでしょうか。(美術展ナビ)
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