テスラ、欧州で低価格版「モデル3」を発売

 米電気自動車(EV)大手テスラは5日、欧州でセダン「モデル3」の低価格版「スタンダード」モデルを発売した。写真はイベントで展示されたモデル3。独ミュンヘンで2023年9月撮影(2025年 ロイター/Angelika Warmuth)

[ストックホルム 5日 ロイター] – 米電気自動車(EV)大手テスラ(TSLA.O), opens new tabは5日、欧州でセダン「モデル3」の低価格版「スタンダード」モデルを発売した。競争激化と需要減速の中で販売拡大を狙う。

低価格モデル3は一部の高級仕上げや機能を省いているが、航続距離300マイル(480キロ)超を実現している。納車は2026年第1・四半期に始まる見通し。ドイツでの価格は3万7970ユーロ(4万4299.60ドル)で、一段階上のグレード「プレミアム」は4万5970ユーロの価格設定となっている。

米国ではモデル3のスタンダードを10月に発売。現在、3万6990ドルで販売されている。

テスラは欧州全域で需要の落ち込みに見舞われている。欧州ではSUV(スポーツタイプ多目的車)「モデルY」の刷新にもかかわらず、今年の新規登録台数は急減。消費者が独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)(VOWG.DE), opens new tab
の「ID.3」や中国EV大手、比亜迪(BYD)(002594.SZ), opens new tab
の「Atto3(アットスリー)」などの競合車種に流れている。

多くが3万ドル以下のEVを展開する欧州と中国の競合勢に対抗して市場シェアを守るために、テスラは10月にモデルYの廉価版を投入した。

イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は長年にわたり大衆車の投入を約束してきたが、昨年、価格2万5000ドルの全く新しいEV開発の計画を取りやめて、代わりに既存モデルの低価格版を生産する方針を採った。

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Marie Mannes

Stockholm-based company news correspondent who mainly covers anything to do with retail and industrial companies in Sweden as well as other sectors with Swedish companies. She previously covered the general Nordic stock market from Gdansk, reporting on a range of subjects, from companies exiting Russia to M&As and supply chain concerns. Marie has degrees in journalism and international relations and is keen on finding stories that drive the market and that have unreported elements to it.