和歌山県白浜町は、町内のテーマパークで飼育されていたジャイアントパンダ4頭すべてが、ことし6月、中国に返還されたことを受けて、町役場に掲げていた「パンダのまち 白浜」と書かれた看板を撤去しました。
撤去されたのは、白浜町役場の出入り口に取り付けられていた横およそ9メートル、縦およそ80センチの看板で、パンダの親子の写真とともに「パンダのまち 白浜」と書かれています。
テーマパークで初めてパンダが生まれた2000年に、町とテーマパークが共同で設置したもので、「パンダに会える町」の象徴でした。
しかし、ことし6月末、パンダ4頭すべてが中国に返還されたことを受けて、町は 7月31日、看板を取り外しました。
町は、「まだパンダがいる」という誤解を避けるためだと説明していて、今後は温泉や海水浴場など、パンダ以外の観光に力を入れていくとしています。
大江康弘 町長は「1994年から31年間 白浜町にいたパンダがいなくなり、パンダがいない観光地として再出発をしなければならない。これを1つの区切りとしたい」と話していました。
パンダが再びテーマパークに来る見通しは立っていませんが、テーマパークが、日中共同で取り組むパンダの保護プロジェクトの継続への思いを募集したところ、1万9600通あまりのメッセージが寄せられたということです。
