公開日時 2025年07月31日 19:39更新日時 2025年07月31日 19:39

全国学力テスト、沖縄は全国並み 中学数学のみ10ポイント超下回る
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琉球新報社

 文部科学省は31日、全国の小学6年と中学3年を対象に4月に実施した2025年度全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果を公表した。小6は国語、算数、理科、中3は国語、数学、理科で実施し、沖縄は全項目で全国平均正答率を2・8~10・3ポイント下回ったが、中学数学以外は全て「全国並み」の範囲内だった。

 文科省は全国並みの基準を「全国平均の上下10ポイント以内」としている。国語に比べ、算数や数学が全国平均との差が大きい傾向にある。県内の平均正答率は、小学の国語が最も全国平均に近い64%で全国との差はマイナス2・8ポイントだった。算数は51%で全国の58%を7ポイント下回り、理科は51%で全国の57・1%を6・1ポイント下回った。

 中学の数学は38%で4割を切り、全国との開きが10・3ポイントと最も大きかった。国語は49%で全国の54・3%を5・3ポイント下回った。

 中学理科は今回から、デジタル端末を使いオンラインで出題・解答する新方式(CBT)を初めて導入し、問題で動画も使用された。結果は国際的な学力調査で採用される「IRT(項目反応理論)スコア」で示され、全国が503、沖縄は465だった。スコアを5段階に区切ったIRTバンドでは、全国も沖縄も「3」の範囲だった。

 児童・生徒への質問調査では、「先生はあなたの良いところを認めてくれているか」について9年前の調査より、肯定的な回答が小学生で11ポイント、中学生で17ポイント増え、いずれも9割を超えた。

 学校側への質問で、対象学年の児童・生徒が「熱意を持って勉強していると思うか」との問いに対して、肯定的な回答は前回調査と同様に3割未満で、小学校は前回比6ポイント減の18・7%、中学校は0・1ポイント減の15・9%だった。県教育庁は、調査の結果の詳細については分析中としている。

 半嶺満県教育長は「1人1台端末を活用した授業の推進については一定の成果があったと捉えているが、改めて教育効果や学習効果を検証し、深い学びにつながる授業改善が必要だ」とコメントした。(中村優希)

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