和歌山県那智勝浦町の世界遺産、熊野那智大社で、氏子たちが大きなたいまつを持って練り歩く「那智の扇祭り」が行われました。
「那智の扇祭り」は、熊野那智大社にまつられる神々が扇がついたみこしに乗り、那智の滝にかえるとされる神事で、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
扇がついたみこしが通る前、参道を清めるのが、重さが50キロほどあるたいまつです。
たいまつに火がつけられると、氏子たちが那智の滝に向かう参道をたいまつの炎で清めながらみこしを迎えに行きました。
そして、高さ6メートルほどある金や赤で彩られた扇のついたみこしを、那智の滝へと先導しました。
たいまつは、沿道に並んだ人たちも熱さを感じるほど燃え上がり、その熱さに耐える氏子たちには「がんばれ」などと声がかけられていました。
和歌山市から訪れた70代の男性は「初めて見ました。迫力があってすごかったです」と話していました。
東京から家族で訪れた中学校1年生の男子生徒は「ぐるぐると火が回っている様子や、口から水を吹いて、火の勢いを小さくしている様子がおもしろかったです」と話していました。
