米資産運用会社ブラックロックの調査部門ブラックロック・インベストメント・インスティテュートは、欧州の国債に対する投資判断を「やや弱気(スライト・アンダーウエート)」から「中立(ニュートラル)」へと引き上げた。米国債と比べて利回りに妙味があると指摘した。
ジャン・ボアバン、ウェイ・リ両氏を含むストラテジストは週次リポートで、「米国よりもユーロ圏の国債および社債を選好している」とし、「利回りには妙味があり、タームプレミアムも米国債よりも当社の想定水準に近づいている」と説明した。
ストラテジストは、持続的なインフレが米連邦準備制度理事会(FRB)による大幅な利下げを阻むと予想。また、高水準の米財政赤字が、長期の米国債を保有するために投資家が求める上乗せ利回り(タームプレミアム)を押し上げる可能性もあると指摘した。

ブラックロックはユーロ圏の中ではイタリアやスペインといった周辺国の国債を相対的に選好している。
原題:BlackRock Prefers European Government Bonds Over US Treasuries(抜粋)
