米下院の保守強硬派のリーダーは2日、トランプ大統領が推進する大型税制・歳出法案が4日までに成立する見通しに疑問を呈した。
共和党の保守派グループ「下院自由議員連盟」の議長を務めるハリス議員は、経済専門局CNBCの番組に出演し、「この法案を正しい形で仕上げるには、さらに1週間かかる可能性がある」と発言。「問題が解決するまで議会にとどまる覚悟だ」と述べた。
さらに、「7月4日までに準備が整うとは思わない」とした上で、上院は1日の法案可決後に「町を離れるべきではなかった」と語った。

共和党のハリス議員
Photographer: Andrew Harnik/Getty Images
こうした中、独立記念日である4日までの法案成立を目指すトランプ大統領は、2日にホワイトハウスで下院自由議員連盟や他の下院共和党グループの議員らと会う予定だと、政権当局者が明らかにした。
下院指導部は、法案可決に向けた手続き上の採決を2日に実施する計画。最終的に4日までに法案をトランプ大統領に送付することを目指している。
ただ穏健派と超保守派の共和党議員はトランプ氏に反旗を翻す構えを見せており、指導部によるこの野心的な日程は大きな障害に直面している。下院は2日、上院で可決された法案について採決を実施する。
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下院の有力議員チップ・ロイ氏とラルフ・ノーマン氏は2日、最初の手続き上の採決が否決されるとの見通しを示した。これはつまり、下院が同日中に最終採決に進めない可能性が高いことを意味する。ジョンソン下院議長は、共和党議員の離反を最小限に抑える必要がある。
ハリス議員は「下院がある立場を示し、上院も立場を示した。その間を取って法案をまとめ、大統領に届けるべきだ」と指摘。同議員は、上院案が財政赤字を拡大させる点を問題視している。「これは反乱ではない。立法プロセスを本来あるべき形で遂行しようとしているだけだ」とハリス氏は語った。
原題:House Republican Hardliners Warn of Delay to Trump Tax Vote (1)(抜粋)
(第4段落にトランプ氏が議員らと会う予定について追加し、更新します)
