日米豪印、重要鉱物供給網の多様化で協力へ クアッド外相会合

7月1日、 ルビオ米国務長官は日米豪印4カ国の連携の枠組み「クアッド」の外相会議をワシントンで開催した。写真はクアッドの冒頭、写真撮影に応じるインドのジャイシャンカル外相、ウォン豪外相、岩屋外相、ルビオ長官(2025年 ロイター/Kevin Lamarque)

[ワシントン 1日 ロイター] – ルビオ米国務長官は1日、日米豪印4カ国の連携の枠組み「クアッド」の外相会議をワシントンで開催した。各国は貿易などを巡る意見の相違がある中でも、中国に対抗する取り組みを強化することで一致した。

共同声明で「クアッド重要鉱物イニシアチブ」を立ち上げると表明し、4カ国が「重要鉱物のサプライチェーン(供給網)の確保と多様化に向けて協力することで、経済安全保障と集団的な耐性を強化する」と説明した。

インドのジャイシャンカル外相は、会合は非常に生産的だったとし、「インド太平洋の戦略的安定を強化し、地域の自由で開かれた状態を維持するだろう」と記者団に語った。

ルビオ氏は各国を重要な戦略的パートナーと評価し、具体的な問題について「行動を起こす」時だと訴えた。

また、4カ国の企業30─40社が2日に国務省で会合を開き、中国が支配的な重要鉱物のサプライチェーン(供給網)多様化などに向けた協力を協議すると述べた。

国務省によると、ルビオ氏は日本の岩屋毅外相、オーストラリアのウォン外相、インドのジャイシャンカル外相とそれぞれ二国間会談も行った。

一方、日米両国は1日に開催予定だった外務・防衛担当閣僚会合(2プラス2)を延期。報道によると、米国が日本に防衛費を国内総生産(GDP)の3.5%まで引き上げるよう求めたためだという。

ワシントンの戦略国際問題研究所のニコラス・セーチェーニ氏は、2月の日米首脳会談以降、日米関係は勢いを失っているように見えるとし、「関税交渉に全力を注ぐ中、日本側は防衛費に関する政権の表立った指南に憤慨しているようだ」と語った。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab