公開日時 2025年06月30日 16:37更新日時 2025年06月30日 18:07

土下座要求でカスハラ認定 三重・桑名、加害者に警告

 三重県桑名市役所で、答申書を伊藤徳宇市長(右)に手渡す森川仁委員長=30日午前

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共同通信

 三重県桑名市は30日、悪質な事案で加害者の氏名を公表する全国初のカスタマーハラスメント(カスハラ)防止条例に基づき、市内の配送業者に土下座を要求するなどした行為をカスハラと認定した。市は今後、加害者に警告書を発送し、改善しない場合、氏名公表に踏み切る。現時点では、加害者の詳細は明らかにしていない。

 認定は、4月の条例施行後初めて。市によると、同月、配送を依頼した数千円相当の荷物が破損したことに腹を立てた加害者が、業者に「ばかやろう、うそつき」などと暴言を吐き、土下座するよう迫ったほか、弁償費用として過剰な支払いを求めたという。

 業者による被害相談を受け、弁護士や有識者で構成する市の対策委員会が審議。業者提出の録画映像や、加害者の陳述内容を検証した結果、カスハラに該当すると判断し、伊藤徳宇市長に伝達した。対策委の森川仁委員長は「加害者の要求に妥当性はない」と指摘。伊藤氏は「被害に泣き寝入りせず、気軽に相談してほしい」と呼びかけた。

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