ブラジル検察は18日、2022年の大統領選での敗北後にクーデターを企てたとして、ボルソナロ前大統領らを起訴した。
ルラ政権発足間もない23年1月8日に首都ブラジリアでボルソナロ被告の支持者数千人が議会や大統領府などに突入した事件を巡り、連邦捜査当局の勧告を受け、ゴネ連邦検察庁長官は同被告のほか軍人を含む33人を正式に起訴した。
ゴネ長官は起訴状で、ボルソナロ被告が「犯罪組織」のリーダーだったと記した。

ボルソナロ前大統領
Photographer:Andre Borges/Bloomberg
警察は昨年11月、ボルソナロ被告と前政権で要職に就いていた軍高官を含む36人がクーデターを企て民主主義に対する罪を犯したとして起訴が妥当と判断。
当局によると、ボルソナロ被告はルラ大統領やアルキミン副大統領、モラエス最高裁判事を暗殺する計画について完全に把握していたという。ゴネ長官も、ボルソナロ被告が暗殺計画を承知し同意していたと指摘した。
今回の起訴を受け最高裁は、前大統領に対する刑事裁判を開始する是非を判断する。ボルソナロ被告は既に30年まで立候補が禁止されており、実刑判決を受ける可能性に直面している。
ボルソナロ被告の弁護団は、検察庁長官の起訴状に「衝撃を受け、憤慨している」との声明をX(旧ツイッター)に投稿。「前大統領は、民主的な法治国家やそれを支える制度の解体を狙ったいかなる動きも共謀したことはない」と主張した。
不正行為を全て否定し、当局による政治的迫害だと非難してきたボルソナロ被告は18日、ブラジリアで記者団に対し、自身に対する申し立てについて「懸念していなかった」と述べた。
原題:Bolsonaro Charged With Coup Attempt After His Election Loss (2)(抜粋)
