米国のトランプ大統領は25日、オランダ・ハーグでの北大西洋条約機構(NATO)首脳会議で、加盟国が国防支出を国内総生産(GDP)の5%に引き上げる決定を下したことを受け、NATOの集団防衛を支持すると表明した。米国の同盟への関与に不安を抱いていた欧州には、安心材料となった。
トランプ氏は、首脳会議の傍らで行われたオランダのスホーフ首相との会談の場で、集団的自衛権について「私は支持している。だからここにいる」と語った。
公平な分担を果たす国を防衛するのかと質問され、トランプ氏は「もちろんだ。そうでなければ、なぜ私はここにいるのか」と応じた。
NATOの根幹である集団的防衛を定めた北大西洋条約第5条への明確な支持を示したトランプ氏の発言は、NATOのルッテ事務総長にとって、大きな成果となった。
ルッテ氏は、加盟国による支出増の計画を強調し、トランプ氏との摩擦を最小限に抑え、世界最大の経済・軍事力を持つ米国から同盟への防衛コミットメントを引き出すため、会議を入念に調整してきた。
原題:Trump Offers Commitment to NATO Defense Pact: ‘I Stand With It’(抜粋)
