第二の人生 注ぐ隠れ家 高岡の工藤さん 脱サラし飲食店開業 酒と器を楽しみ笑顔 fu−fu に

酒と器を楽しめる店を開いた工藤彩名萌さん=高岡市坂下町で

 高岡市の工藤彩名萌(さなえ)さん(59)は定年を前に脱サラし、坂下町で酒と器を楽しむ店「お酒処(さけどころ)ふふfu−fu」を開店した。自分も好きな酒と器を楽しめる店で、第二の人生に挑戦する。 (松村裕子)

 子どもも独立し、定年後の生き方を考える中で「まだ頑張れるのでは。新しい挑戦をしたい」と、定年まで1年を残し28年勤めた会社をやめた。カフェだった空き店舗を借り、昨年11月にテーブルとカウンター合わせて10席余の店を開いた。店名は「笑みがこぼれる店に」との思いで付けた。

 酒と器をメインに据え、食事やカラオケの飲食店とは一線を画し、日常から離れゆったりできる「大人の隠れ家」のような店を目指す。地元高岡の勝駒をはじめ県内の日本酒やビール4種類、ワイン、ウイスキーをそろえる。器集めが趣味で、各地のイベントなどで購入した九谷焼や山中漆器(石川)、朝日焼(京都)、富山ガラス工房のグラスなどを並べた。おつまみとして昆布締めやタケノコの煮物など季節の家庭料理を出す。

 まだあまり知られていないが、高岡商工会議所の月刊誌や地元、坂下町通りの「たかおか朝市」で配ったちらしを目にした人が訪れるようになった。「酒や器について分かってくれる人に来てもらえれば」と話し、新たな出会いや新しい情報を楽しんでいる。

 午後5時半〜9時半。日月曜、祝日休み。水木金土曜は昼も営業。(電)0766(75)2974

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