備蓄米の売り渡しが進む中、JA全農=全国農業協同組合連合会が、兵庫県にある精米工場を初めて報道陣に公開しました。
フル稼働で精米の作業を進めるとしています。
農家が生産したコメなどを集めて販売している「JA全農」は、兵庫県内にある玄米を精米する工場を初めて報道陣に公開しました。
JA全農は、ことし3月と4月に農林水産省が実施した3回の競争入札による備蓄米の売り渡しで、29万6195トンを落札し、今月(6月)19日現在で、全体の63%にあたる18万7000トン余りを出荷したと発表しています。
これとは別に精米工場では、小売業者に売り渡された随意契約の備蓄米を精米してほしいという依頼も増えていて、精米したり、5キロごとに袋詰めしたりする作業などがフル稼働で進められていました。
通常の精米は、1か月で3000トン余りのところを、今月からは生産能力を引き上げて、1か月で5000トンの精米を行うとしています。
JA全農の金森正幸 常務理事は、大阪市内で開いた会見で「随意契約の備蓄米の精米の依頼があった場合は、可能なかぎり最大限対応する。流通が円滑になるよう協力していきたい」と話していました。
そのうえで、コメの高値が続いていることについて「米の消費の減退につながりかねず懸念している。どこが適正価格の水準なのかは難しいが、生産者が意欲を持って経営ができ、消費者も納得して 買い求められる価格を探っていくことが一番大事だ。しっかりと取り組んでいきたい」と話していました。
