群馬県立館林美術館で「はしもとみお 木彫展 ~いきものたちとの旅~」が7月19日から開催されます。

はしもとみお(1980年~)は、動物たちの姿を木彫作品で表現する彫刻家です。その作品は、まるで生きているかのような温もりや息づかいまでも感じさせます。

それは「どこかにいる動物」ではなく、はしもとみおの身近に暮らす動物や、旅先で出会い、ふれあった動物たち一匹一匹の個性や思い出を彫刻作品として表現しているからでしょう。

本展では、作家のアトリエからスタートして、はしもとが木彫で制作したさまざまないきものたちが暮らす風景を、旅するように巡ることができます。そして最後は、学生の頃のはしもとが親友を励まそうとして描いた絵日記の原画で締めくくられます。

絵日記には、リアルないきものたちの姿がペン画で描かれ、まるで私たちに直接語りかけるような心温まるメッセージが添えられています。どこかやさしい気持ちになれる、はしもとみおの世界を存分にお楽しみください。

かやちゃん(カヤネズミ) 2025年 Photo : Takahide Urataa

 

『あしたやさしくなれますように』描き直しの原画 2024年 Photo : Takahide Urata

はしもとみお 木彫展 ~いきものたちとの旅~

会場:群馬県立館林美術館(群馬県館林市日向町2003)

会期:2025年7月19日(土)~9月23日(火・祝)

休館日:月曜日(ただし、7月21日、8月11日、9月15日は開館)、7月22日(火)、9月16日(火)

開館時間:午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)

観覧料:一般:830円/大学生・高校生:410円/中学生以下、障害者手帳等をお持ちの方とその介護者1名:無料
群馬県在住の65歳以上の方:平日のみ2割引

問い合わせ:群馬県立館林美術館 TEL:0276-72-8188

詳しくは美術館公式サイトへ。

はしもとみおプロフィール
はしもとみお 近影 Photo : Takahide Urata

1980年、兵庫県に生まれる。三重県北部の古い民家にアトリエを構え、クスノキを素材に使い、動物たちのそのままの姿を木彫りにする。各地の美術館で木彫りの動物たちと間近で触れ合える展覧会を開催するほか、動物たちの肖像制作、フィギュアやオブジェの原型制作や動物たちのイラスト等も手掛ける。

本展の見どころ
1.人気の彫刻家、はしもとみおの動物彫刻を様々なシチュエーションで紹介

動物たちの肖像彫刻や、フィギュアやオブジェの原型制作でも人気のはしもとみおの動物彫刻を、森や海、街や宇宙など、様々なシチュエーションの中で紹介します。

ケンちゃん(左)、ゴッちゃん(右)2025年 Photo : Takahide Urata
月くん(黒柴) 2024年 Photo : Takahide Urata
2.新作、初公開の作品を展示

現在、日本で唯一ラッコを飼育している鳥羽水族館で人気のキラちゃんとメイちゃんの新作を初公開します。会場内では取材中の様子や、鳥羽水族館の若井館長と対談する動画を上映します。

メイちゃん(ラッコ) 2024年 Photo : Takahide Urata

また、はしもとは昨年、初めて古代の生き物を制作しました。その大きさ7メートルの超大作の丹波竜のレリーフを発掘現場のように床置きで展示します。

タンバリン(丹波竜) 2024年 Photo : Takahide Urata

さらに、彼女が23歳の時、共に芸術家を目指した親友を励ますために送ったペン画の絵日記「あしたやさしくなれますように」の原画(再描画版)も初公開されます。

『あしたやさしくなれますように』描き直しの原画 2024年 Photo : Takahide Urata
3.触って鑑賞できる彫刻も

本展出品作の一部は、触って鑑賞することもできます。さらに、床置きで展示する丹波竜のレリーフは、彫刻の上を裸足で歩いて鑑賞することができます。

—————————————

本展は、動物たちを生命感あふれる姿でとらえ、クスノキによる「一木造り」でリアルな肖像彫刻を手掛ける彫刻家・はしもとみおの最新の個展です。展示室では、鳥羽水族館の愛くるしいラッコたちや迫力ある恐竜のレリーフなど、進化を続ける人気彫刻家の最新の作品も登場します。また、一部の作品は実際に手で触れることも可能。間近で作品と向き合えば、動物たちの命の息吹をより深く感じられるはずです。動物が好きな方はもちろん、木彫作品にはじめて触れる方にもおすすめ。子どもから大人まで、幅広い世代が楽しめる注目の展覧会です。(美術展ナビ)

Share.