長崎県諫早市の被爆2世のグループが、原爆の負傷者を救護した人たちの体験をもとにした紙芝居を作り、市民を前に完成した紙芝居を上演しました。

紙芝居を作ったのは、被爆体験を子どもたちに伝える活動をしている諫早市の被爆2世の人たちのグループで、21日、会場の諫早図書館にはおよそ60人が集まりました。

紙芝居は2つ制作され、このうち氏原和雄さん95歳の体験をもとにした紙芝居では、諫早駅に運ばれてきた負傷者を病院などに運ぶ中で被爆した氏原さんが、戦後、7歳の息子を白血病で亡くし、自分の被爆と関係があるのではないかと思い悩む心情が描かれています。

上演会に招かれた氏原さんは「当時の体験は今も脳裏から離れない。核のない平和な世界になるように紙芝居を活用してほしい」と訴えていました。

また、参加した50代の女性は「きちんと怖さを知って、戦争をしてはいけないという認識をもつことができた。紙芝居を見てよかった」と話していました。

紙芝居を作った「長崎被災協・被爆二世の会・諫早」の※タカ屋忠義会長は「諫早でも『救護被爆』という大変なことがあったことや核兵器がどんなに恐ろしい兵器であるかを紙芝居で訴えていきたい」と話していました。
※タカははしご高