
スマートフォンを使って災害現場を測量 早期復旧とコスト削減へ(19日福井市)
梅雨末期の大雨や台風シーズンに備えて福井市は、県内の自治体で初めて、スマートフォンで災害現場の測量を行うシステムを導入し、早期の復旧とコスト削減を図ります。
福井市の殿下地区です。林道の半分以上を土砂が埋め尽くしています。
■福井市林業水産課 池邑尚毅さん
「今年の春先に崩れたと考えられる 雪解けの水か、雨が原因で崩れていると思う」
市によりますと、大雨などによって発生した林道の土砂崩れや路面の損傷などは、6月現在で市内全域30か所以上にのぼります。
そこで市が導入したのは、災害現場の地形をスマートフォンで測量できるシステムです。
■池邑尚毅さん
「このカメラで写した場所が、そのまま点群として、3Dスキャナーを行っていくような機械になっているので、この現場一帯の3Dモデルを写すだけで作成できる」
従来ですと、現場に何度も足を運び、ポールを使って斜面を登りながら測量していましたが、新たなシステムは現場をまんべんなく歩きながら撮影するだけでOK。
およそ8メートル先まで測量することが出来ます。
■池邑尚毅さん
「今まで人力で行っていた測量よりも、より細かい測量を行うことができるし、測定時間も従来の半分以下に抑えられる」
2年前の美山地区の大雨では、100か所以上で土砂崩れなどが発生し、復旧にも時間がかかりました。
■池邑尚毅さん
「災害時に数が多いと記録を管理するのも手間が発生するし、新しい機械を導入することで、測定に関わる人数や時間の削減によって、災害時の対応が迅速に行えるので、それにかかる費用の削減や市民生活への還元が迅速にできる 今後、梅雨や台風で災害が起きやすい季節になるので、今回の機械を使ってより迅速な対応が可能になる」
市では今後ドローンも活用して、人が立ち入れない場所での運用も検討することにしています。
