【廷内スケッチと写真を見る】同僚女性を執拗に盗撮、ホテルに誘う「元通りの関係ムリなら殺すしか…」検察が指摘 山梨

 住居不定の元団体職員、小棹将太被告(36)は去年4月30日夜、甲府市の勤務先の駐車場で同僚だった女性(当時40)の首を両手で絞めて殺害し、遺体を身延町大城の河川敷に投げ捨て遺棄した殺人と死体遺棄の罪に問われています。

 また、検察は小棹被告が2022年5~8月にかけて職場で36回にわたり女性の後ろからスマートフォンをスカートの下に差し入れて下着などを撮影したほか、去年4月には女性のロッカーの前のついたてにUSB型小型カメラを設置し、レンズをスカート内に向けて下着などを撮影したとして、県迷惑行為防止条例違反と性的姿態等撮影の罪でも起訴しています。

 初公判で小棹被告は裁判長から間違いないか問われると「ありません」と答え、起訴内容をすべて認めました。

 検察側の冒頭陳述によりますと、小棹被告は3年前、妻と離婚する前ごろに女性に交際を申し込みましたが、断られていました。また、去年4月19日には残業していた女性に「ホテルに行きませんか」「一回させてほしい」などと言い、女性から「警察を呼びますよ」と言われあきらめていました。

 そして、犯行当日の30日午後4時半ごろ、女性から相談を受けた上司に呼び出された小棹被告は「女性職員にセクハラのようなことを言っていないか」などと問われ、「冗談で言ったことはある」などと回答。
 
 検察側は職場での言動がセクハラと捉えられ、冷たい態度をとられ続けることに耐えられないと思った小棹被告が「女性と関係が元通りにならないなら、生活の平穏を守るため女性を殺害するしかない」などと考えたと指摘しました。

 さらに同日午後5時半過ぎ、小棹被告が職場の駐車場で女性を待ち伏せし、仕事を終えて車に乗り込もうとした女性に駆け寄り声をかけたところ、女性から「話すことはない」「警察を呼ぶ」などと言われて女性を殺害しようと決意。背後から首を絞め付け、女性が声をあげて助けを求めると手で口をふさいで首を絞め続けたと、犯行の状況を明らかにしました。

 一方、弁護側は勤務後に話し合いをしようとした際、女性が警察に通報しようとしたため、無我夢中で口などを手で押さえて命を奪ってしまったとし、「突発的な犯行に近く計画性はない」と述べました。

Share.