フランスのマクロン大統領は30日、シンガポールでのアジア安全保障会議「シャングリラ対話」で演説し、中国に対して、ロシアのウクライナ侵攻への北朝鮮の参加を阻止するよう求めた。

  マクロン氏は「中国が北大西洋条約機構(NATO)が東南アジアやアジアに介入することを望まないなら、北朝鮮による欧州地域での軍事行動を阻止すべきだ」と述べた。

  ウクライナのゼレンスキー大統領は数日前、中国がウクライナや他の欧州諸国へのドローン販売を停止しつつ、ロシアへの出荷を継続していると非難した。

フランスのマクロン大統領は、シンガポールでのシャングリラ対話で基調演説を行った(5月30日)

Source: Bloomberg

  マクロン氏は演説で「強制的な圏域」を押し付けようとする「修正主義的な国々」を非難した。明らかに、米国と中国を念頭に置いた発言だ。また、欧州とアジアの新たな同盟関係を構築し、国際秩序を維持するよう呼びかけた。

  マクロン氏は「私たちの共通の責任は、超大国の選択に起因する不均衡の巻き添え被害を、他国と共に防ぐことだ」と訴えた。

  貿易戦争の激化や、米中の対立に巻き込まれることに対し、東南アジア諸国が懸念を強める中、マクロン氏は、同地域を約1週間に渡り歴訪し、信頼できるパートナーとして自国を売り込み、主要国との貿易や安全保障関係の強化を図った。

原題:Macron Urges China to Stop North Korea From Deploying in Europe(抜粋)

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