アイテム 1 の 2  5月28日、重債務を抱える先進諸国と、それに懸念を募らせる投資家との「にらめっこ」で、最初にまばたきしたのは日本だ。写真は米ドル紙幣。2022年7月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)

[1/2] 5月28日、重債務を抱える先進諸国と、それに懸念を募らせる投資家との「にらめっこ」で、最初にまばたきしたのは日本だ。写真は米ドル紙幣。2022年7月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)

[東京 29日 ロイター] – 29日のアジア時間の取引で、米国債利回りが上昇(価格は下落)している。米連邦裁がトランプ大統領の輸入関税の発動を差し止めたことを受け、安全資産への需要が後退した。

米国際貿易裁判所は28日、トランプ大統領が「解放の日」と位置付けて4月2日に発表した貿易相手国に対する関税を差し止めた。対米貿易黒字を抱える国々からの輸入品に全面的に課税することは大統領の権限を逸脱しているとの判断を示した。トランプ政権は直ちに控訴した。 もっと見る

米10年物国債利回りは一時4.4ベーシスポイント(bp)上昇し、4.523%を付けた。2年債利回りは一時6bp上昇して4.052%となったほか、30年債利回りは約2bp上昇の4.999%を付けた。

米S&P総合500種先物は1.7%高。ドルは対円で0.6%、対スイスフランで0.7%それぞれ上げた。

TDセキュリティーズのアジア太平洋地域シニア金利ストラテジスト、プラシャント・ニューナハ氏は「関税の一時停止で株式が上昇し、債券利回りが上昇するという反射的な反応は理にかなっている。ただ、最高裁に持ち込まれる可能性が高いため、不確実性は再び高まる」と述べた。

また、関税収入も一時停止されるため、財政赤字問題が再び浮上する可能性があるという。

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