中国当局、預金金利の上限引き下げ=関係筋

 5月23日 中国人民銀行(中央銀行)が監督する自主規制機関が預金金利の上限を引き下げたと、銀行関係者3人が23日明らかにした。写真は中国人民銀行の建物。2018年9月、北京で撮影(2025年 ロイター/Jason Lee)

[北京/上海 23日 ロイター] – 中国人民銀行(中央銀行)が監督する自主規制機関が預金金利の上限を引き下げたと、銀行関係者3人が23日明らかにした。当局は銀行の利益率を守る一方、貯蓄を抑制しようとしている。

人民銀は20日、銀行貸出金利の指標となる最優遇貸出金利(ローンプライムレート、LPR)を昨年10月以来初めて引き下げ、国有銀行は預金金利を一斉に引き下げていた。 もっと見る

中国経済は消費低迷、不動産危機の長期化、米国との貿易戦争に苦しんでおり、銀行の収益性を圧迫している。

関係者は「銀行の利ざやは大きな圧力にさらされている」とし、預金金利が10ベーシスポイント(bp)引き下げられるごとに、銀行の資金調達コストはおよそ5bp低下することになると指摘した。

関係筋によると、今回のガイダンスでは、一部の銀行の定期預金金利の上限が30─40bp引き下げられたという。

一方、中国の主要銀行は20日、一部の預入期間について基準預金金利を最大25bp引き下げている。

今回の措置は、一部の銀行が高い利回りを約束して預金の獲得を激しく競う中、利ざやがさらに縮小するのを防ぎたいという規制当局の意向を反映したものとみられる。

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