東日本大震災の津波でバラバラに壊れ、復旧工事を終えた陸前高田市の県指定有形文化財「旧吉田家住宅主屋」。23日から一般公開が始まり、よみがえった姿が見られるようになりました。

 23日関係者およそ100人が出席して開館記念式典が行われました。式では用地を提供した吉田家15代当主、吉田裕さんらに感謝状が渡され、鏡開きで開館を祝いました。
 
 仙台藩領気仙郡を治めていた吉田家が1802年に建てた「旧吉田家住宅主屋」。
仙台藩の地方支配を物語る貴重な遺構として2006年に県の有形文化財に指定されました。

 しかし、2011年の東日本大震災で建物は全壊。市が回収できた部材は流出したうちの6割でしたが、主屋の柱や梁は、回収した部材と新しい部材をつなぎ合わせて復旧しました。

 今回、「旧吉田家住宅主屋」が完成し、陸前高田市の震災に関係するハード面の復旧作業はすべて終わりました。

 吉田家15代当主吉田裕さん(68)
「震災の時に崩壊しまして、このような形はもう無理なんだろうと当初思ってましたが14年経ち以前より立派な文化財が戻ってきたことにうれしく思います」

 佐々木拓市長
「14年という長い時間をかけてみなさんから支援を頂いてここまで整備され復興しということですので前向きな活動の拠点になればいいかなと」

 「旧吉田家住宅主屋」は来年3月まで無料で入館することができます。

Share.