
米財務省と米通商代表部(USTR)は5月6日、ベセント財務長官とグリアUSTR代表が今週、中国の経済担当高官とスイスで会談すると発表した。同日、ワシントンで撮影(2025年 ロイター/Jonathan Ernst)
[ワシントン/北京 7日 ロイター] – 米中は、両国間の貿易摩擦を巡り今週末にスイスで高官協議を行うと発表した。世界経済を混乱させている貿易戦争の解決に向けた第一歩となる可能性がある。
米財務省と米通商代表部(USTR)は6日、ベセント財務長官とグリアUSTR代表が今週、中国の経済担当高官とスイスで会談すると発表した。ベセント氏は、FOXニュースで、10─11日に会談を行うと明かし、「今回は大きな貿易合意についてではなく、緊張緩和に関するものになるだろう。前進する前に緊張を緩和しなければならない」と述べた。中国商務省は7日、何立峰副首相が9─12日にスイスを訪問し、ベセント長官と会談すると発表した。同省報道官は声明で「世界的な期待、中国の利益、米国の産業界と消費者の訴えを十分に考慮した上で、中国は米国と改めて関与することを決定した」とした上で、「もし(米国の)言動と行動が違ったり、あるいは協議を口実に威圧と脅迫を続けようとしたりすれば、中国は決して同意しない」と述べた。
ベセント氏は中国側との協議に関する声明で「米国の利益により資するような国際経済システムの再均衡に向けて取り組む中、生産的な協議ができることを期待している」と述べた。グリア氏は「トランプ大統領の指示の下、私は各国と貿易関係を再び均衡させ、相互主義を実現し、新たな市場を開拓し、米国の経済と国家安全保障を守るために交渉している」と表明した。
中国はこれまでトランプ政権の厳しい関税措置に報復関税で迎え撃つなど「徹底抗戦」の姿勢だった。ただ最近は米国に歩み寄りを模索する兆しが見られ、中国商務省も2日、米政権側からの協議の申し出を「評価」しているとしていた。
中国外務省報道官は7日の定例会見で、中国側の姿勢転換に関する質問に「米国の関税乱用に断固反対する姿勢は変わっていない」と述べた。
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