プーチン氏、米ロ関係改善に対する欧州の妨害警告

ロシアのプーチン大統領は27日、ロシア連邦保安局(FSB)での演説で、「西側のエリート」が米ロ関係改善への動きを妨害しようとしているとして警告し、外交官や諜報機関を使って阻止すると述べた。2023年6月撮影の提供写真(2025年 ロイター/Sputnik/Mikhail Tereshchenko/Pool via REUTERS)

[モスクワ 27日 ロイター] – ロシアのプーチン大統領は27日、ロシア連邦保安局(FSB)での演説で、「西側のエリート」が米ロ関係改善への動きを妨害しようとしているとして警告し、外交官や諜報機関を使って阻止すると述べた。

プーチン氏は「米新政権との最初の接触は、希望が持てるものだ。政府間の関係を修復し、世界の安全保障体制に積み上がった多数の制度や戦略上の問題を徐々に解決しようとする雰囲気がある」と述べた。

バイデン前米政権を念頭に、前任者らが「イデオロギー的な決まり文句」を盾に国際関係に危機をもたらしたとする一方、ロシアの現在の「パートナー」は実用を重んじ、現実主義的だと評価した。

プーチン氏は、米ロ関係改善を支持する国ばかりではないことは明らかだとし、「西側のエリートは世界の不安定さを維持しようとしており、始まった対話を妨害しようとするだろう」とした上で、「外交や諜報活動では、そうした企てを中断するあらゆる手段を利用する必要がある」と述べた。

対象は明言しなかったが、ロシアのウクライナ侵攻終結に向けた米ロの協議にウクライナや欧州連合(EU)を含めないことなどに懸念を表明しているEUや英国を示唆しているとみられる。

プーチン氏は、ロシアへのサイバー攻撃が増えており、対策を強化する必要があるとも語った。FSBに対して「国際テロ」に対する取り組みを続け、軍事、産業、交通、エネルギーのインフラ保護に関して特に予防措置に注力するよう呼びかけた。

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