和平合意に憲法違反の内容含めず、ゼレンスキー氏再表明 南ア訪問で

ウクライナのゼレンスキー大統領は24日、ウクライナは同盟国の提案に従い行動しているものの、「われわれの価値観や憲法に反する内容はいかなる合意にも含めることはできない」と改めて強調した。(2025年 ロイター/Siphiwe Sibeko)

[プレトリア/キーウ 24日 ロイター] – ウクライナのゼレンスキー大統領は24日、ウクライナは同盟国の提案に従い行動しているものの、「われわれの価値観や憲法に反する内容はいかなる合意にも含めることはできない」と改めて強調した。

ゼレンスキー大統領は南アフリカの首都プレトリアでラマポーザ大統領との会談後に行われた記者会見で、米国から提案がなされた後、23日に英ロンドンで開かれた和平協議で浮上した提案に関する文書がトランプ米大統領の手元に届けられたと確信していると語った。

ゼレンスキー氏が22日にロシアによるクリミア占領を承認しないと改めて表明したことを受け、トランプ大統領はロシアとの和平合意の達成を困難にする扇動的な発言と非難した。 もっと見る

ゼレンスキー大統領は、停戦が実現すればロシアと交渉することに合意した時点で、ウクライナとしてはすでに大きな妥協をしていると強調。また、米国が和平交渉の一環でロシアに強い圧力をかけている兆候は見られないという認識も示した。

ラマポーザ大統領は、ウクライナとロシアの和平交渉について、ウクライナが領土をロシアに譲渡するなどの前提条件なしで始めるべきという見解を示した。

ゼレンスキー大統領との会談で「南アの経験を共有し、アパルトヘイト(人種隔離)の悪夢に終止符を打った交渉はいかなる前提条件もなく行われたと伝えた」と明らかにした。

南アはウクライナの紛争で中立的な立場を取りつつも、主要新興国BRICSに加盟するロシアとは良好な関係を維持している。

ロシア軍が24日朝にかけ、ウクライナの首都キーウをミサイルとドローン(無人機)で攻撃し、少なくとも8人が死亡したことを受け、ゼレンスキー氏は南ア訪問の日程を切り上げ帰国の途に就いた。 もっと見る

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