ブラジル中央銀行は11日、政策金利(SELIC)を11.25%から12.25%に引き上げることを決めたと発表した。1ポイントの大幅利上げとなる。投資家の信頼回復とインフレ期待の抑制を急ぐ同中銀は、今後の2会合でも同幅の利上げを想定していると明らかにした。
中銀は声明で、「インフレ収束のより不利なシナリオを考慮し、そのシナリオが予想通りに展開する場合、今後2回の会合で同幅の追加調整が決定されると政策委員会は想定している」と説明した。最大40億ドル(約6100億円)のクレジットライン入札の12日実施も同時に公表された。
ブルームバーグが調査したエコノミスト35人のうち14人が1ポイントの大幅利上げ、20人が0.75ポイントの利上げ、残る1人が0.5ポイントの利上げをそれぞれ予想していた。
ブラジル中銀の今年9月以降の利上げ幅は1.75ポイントに達したが、引き締めサイクルは2025年初めまで続くとアナリストの多くが予測している。

カンポス・ネト総裁を中心とする政策担当者らは、3%の目標を優に上回るインフレ見通しを抑制するよう迫る強い圧力にさらされている。過去最低の失業率や福祉給付拡充が後押しする家計支出は過熱気味であり、財政緊縮策と同時に低所得世帯向け税負担軽減策が発表されたことで、政府の財政再建の公約に投資家らはますます懐疑的になっている。
ポルト・アセットのチーフエコノミスト、フェリペ・シシェル氏は政策決定発表前の段階で、「中銀がより強力に行動せざるを得ない非常に複雑な状況だ」と指摘。厳しさを増すグローバル経済環境とブラジル財政政策への投資家の不信感を挙げ、インフレ率は現時点で織り込まれているより高くなるとの見通しを示した。
原題:Brazil Central Bank Pledges to Hike Rates to 14.25% by March (1)(抜粋)
(エコノミストの見解などを追加して更新します)
