逃げ切り決着となったブエルタ・ア・アンダルシア最終日。ヨン・バレネチェア(モビスター)が地元勝利を飾り、パヴェル・シヴァコフ(フランス、UAEチームエミレーツXRG)が総合優勝に輝いた。
逃げに乗ったエンリク・マス(スペイン、モビスター) photo:Movistar Team
スペイン南部のアンダルシア地方を舞台にした、ブエルタ・ア・アンダルシア・ルタ・シクリスタ・デル・ソル(UCI2.Pro)は最終第5ステージを迎えた。168.1kmコースはスタート直後に1級山岳を登坂し、その後アップダウンを繰り返しながら3級山岳をクリア。そこから下り、ラスト50kmは平坦路という様々な可能性を残すレイアウトだ。
連日のリタイア者続出でスタートラインに並んだのは、86名の選手たち。総合首位パヴェル・シヴァコフ(フランス、UAEチームエミレーツXRG)を先頭にスタートが切られると、20名の強力な逃げが成立。その中には総合で遅れ、ステージ優勝に狙いを切り替えたエンリク・マス(スペイン、モビスター)やイバン・ソーサ(コロンビア、エキポ・ケルンファルマ)が入った。
一方、UAEが先導するメイン集団は、逃げに総合で脅威となる選手がいなかったためイージーペースとなる。1級と3級山岳を越え、フィニッシュまで続く平坦路に入っても逃げには18名が残り、またタイム差は1分半からなかなか縮まらない。そして残り20km地点で逃げグループに動きがあった。
強力な20名が乗った逃げ集団 photo:CorVos
オマール・フライレ(スペイン、イネオス・グレナディアーズ)のペースアップをきっかけに、6名の精鋭集団が形成される。その中にはスプリント力のあるトビアス・ヨハンネセン(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ)の他に、昨年JCLチーム右京にいたジョヴァンニ・カルボーニ(イタリア、ユニベット・ティテマ・ロケッツ)の姿も。残り6km地点での落車などもあり、勝負はヨハンネセンとヨン・バレネチェア(スペイン、モビスター)、ヨハネス・スターンミッテ(ノルウェー、デカトロンAG2Rラモンディアール)の3名に絞られた。
2名のノルウェー人に地元スペインのバレネチェアによる最終盤は、スプリントで劣るスターンミッテがアタック。しかしこの動きは決まらず、バレネチェアがスプリントを開始する。それに反応したヨハンネセンは、一瞬左に膨らんだバレネチェアによって脚を止める。
それが決定的な差となり、アンダルシア最終日をバレネチェアが地元勝利で締めくくった。なお、バレネチェアに対しペナルティなどは課されなかった。
ヨハンネセンを退け、地元勝利を飾ったヨン・バレネチェア(スペイン、モビスター) photo:CorVos
第2ステージから着用したリーダージャージを守り、総合優勝したパヴェル・シヴァコフ(フランス、UAEチームエミレーツXRG) photo:Vuelta a Andalucia Ruta Ciclista Del Sol
総合優勝は第2ステージで首位に立ったシヴァコフの手に。「素晴らしいチームメイトのアシストもあり、無事このリーダージャージを最後まで守ることができた」と喜びを語っている。
総合2位にはクレマン・ベルテ(フランス、デカトロンAG2Rラモンディアール)、2日目勝者のトーマス・ピドコック(イギリス、Q36.5プロサイクリング)は総合3位でヨーロッパ初戦を終えている。
