オーストリアの中道政党3党が27日、連立合意に達した。選挙で議会第1党となった極右・自由党の政権樹立を回避し、来週にも新政権が発足する。2年目に入った景気後退からの脱却を目指す中、新政権は大幅な予算削減を迫られることになる。

  新連立政権は保守系与党・国民党、社会民主党、新オーストリア自由フォーラム(NEOS)から成る。交渉には151日を要した。自由党は9月の選挙で最多得票を獲得したものの、政権樹立に必要な議会多数派を形成できなかった。

AUSTRIA-POLITICS-VOTE-COALITION

連立政権樹立で合意した国民党のシュトッカー党首(中央)、社会民主党のバブラー党首(左)、新オーストリア自由フォーラムのマインルライジンガー党首

Photographer: Max Slovencik/AFP/Getty Images

  この3党による中道連立政権樹立に向けた当初の試みは、財政赤字削減策を巡る意見の相違により、1月に決裂した。一方、その後に行われた自由党と国民党間の協議は、閣僚人事を巡る大きな隔たりがあった。

Longest Wait for Austrian Government Ever

Source: Interior Ministry

  3党は今月に、改めて協議を再開した。報道などによると、欧州連合(EU)の財政ルール違反による制裁措置を回避するため、本年度の財政赤字を国内総生産(GDP)の3%以下に削減する措置で合意したという。

 

原題:Austria’s Moderate Parties Seal Coalition to Sideline Far Right(抜粋)

Share.