マイクの音量を巡り、団体側に説明する担当室長(中央、右隣は伊藤環境相)(1日午後、熊本県水俣市で) 熊本県水俣市で行われた水俣病の患者・被害者団体と伊藤環境相との懇談で、団体側の発言中に環境省の職員がマイクを切った問題に絡み、伊藤氏は14日の閣議後記者会見で、新潟水俣病の患者・被害者団体と懇談する場を設ける考えを表明した。団体側は、今月31日の新潟水俣病の歴史と教訓を伝える式典への出席を要望していたが、通常国会の会期中のため、別日程での実施も検討している。
伊藤氏は10日の閣議後会見で、新潟水俣病の式典について、自身は出席せず、国定勇人・環境政務官を派遣する考えを示していた。これに対し、団体側は「同じ水俣病に変わりないのに、新潟ではなぜ出席できないのか。新潟は軽くみられている」と反発。伊藤氏は14日の会見で、「新潟の皆さんからのお話は、ゆっくりと(聞く)機会を持ちたいと思っています」と述べ、懇談の実施に意欲を示した。しかし日程については「調整する」と述べるにとどめた。 また、水俣市を再度訪れて団体側と懇談する日程についても、近く環境省幹部を現地に派遣して、調整する考えを明らかにした。そのうえで、2017年以降は、1団体あたりの発言を3分もしくは4分と定めていた可能性が高いとする資料が見つかったことも公表。それ以前の運用については、資料が見つかっていないとしている。同省の説明では、昨年の懇談で、団体側の発言が一定時間を超過したらマイクを切ることを事前に決めていたが、実際に切ることはなかったという。 さらに伊藤氏は、省内に、政務三役や省幹部、担当部署などで構成する水俣病対応の作業部会を設置したことも発表した。「今回のことを深く反省し、環境省全体で一丸となって(水俣病関連の)取り組みを進めてまいります」と信頼回復に意欲を示した。
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