史跡佐渡金山で人気だった金塊の取り出し体験(25日、佐渡市で)史跡佐渡金山で人気だった金塊の取り出し体験(25日、佐渡市で)

 江戸時代に手掘りした佐渡金山の坑道見学などができる観光施設「史跡佐渡金山」(佐渡市)は26日、穴が開いた透明な箱から本物の金塊(時価約1億5000万円)を取り出す体験を終了した。金の価格高騰による盗難の防止が理由で、人気の体験コーナーがなくなった。ケースの穴を閉じ、展示は継続するという。
 施設を運営する「ゴールデン佐渡」(同)によると、金塊の取り出し体験は2001年、資料館の増設に伴って始めた。片手が入る大きさの穴が開いた箱の中には、重さ12・5キロの金塊が入っており、30秒以内に取り出すことができれば、記念に
金箔(きんぱく)
カードがもらえる。25日までに3316人が成功している。
 ただ、東京都内のデパートで11日、金製品展示会場から純金製の茶わん(販売価格約1000万円)が盗まれる事件が起きた。佐渡市では2017年4月、市立相川郷土博物館で展示していた金塊レプリカ5個(数万円相当)の盗難事件も起きている。 資料館内は複数の防犯カメラを設置するなどしていたが、金の価格は開始当初の10倍に高騰した。
 「
佐渡島(さど)
の金山」は、今夏にも世界文化遺産に登録される可能性があり、ゴールデン佐渡の担当者は「観光客の増加を見据えると防犯対策を講じる必要がある」と述べた。

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